燕岳Ⅲ
9月25日、燕(つばくろ)岳が朝日に映えます。
今日は下山。テントを撤収して風化した花崗岩の間を縫って行きます。
槍ヶ岳がすっきり見えます。
大天井(おてんしょう)岳も…
燕岳を超えて北燕岳へ。北に連なる山々。彼方に西頸城山塊…
紅葉したクロマメノキ。ハイマツ。彼方には浅間山…
3日間、晴れが続いて裏銀座コースの山々もよく見えています。
まだ槍穂高連峰も見えます。
光線はフラットですが、上空にはいい雲が現れます。
下りるのがもったいない。でも餓鬼岳方面へ…
東沢乗越へ向かうとチングルマは綿毛。葉も紅葉して…
振り仰ぐ斜面は秋めいてはきているものの…。中房温泉へ下りて行きます。
2001年の撮影です。現在の活動は紙媒体『ひねもす通信』で有料配信中。年会費4000円。税、送料込み。A4版1枚を1部として年間40部。4回に分けて送信。現在17年目。興味のある方はコメント欄でメールアドレスを教えてください。なお体調は急速に回復してほぼ復調。ただまだ不安はあるので、食事・休養などに細心の注意を払って56歳の体を試運転中です。
燕岳Ⅱ
9月24日、標高2763mの燕(つばくろ)岳山頂で日の出を待ちます…
東の空が明るくなります。
わずかに噴煙を上げる浅間山の辺りが一番明るい…
小諸在住の私にとって浅間山はもっとも身近な山…
やがて日の出…
浅間山から日が昇ります。
朝日を浴びる槍穂高連峰…
常念岳、大天井(おてんしょう)岳…
蜃気楼で変形した山々も、元々の姿でよく見えています。
大町?谷底に張り付く雲…
朝日を浴びる北燕岳に向かいます。
西鎌尾根の上に姿を見せる笠ヶ岳。
深く沈む高瀬渓谷。硫黄尾根。湯俣の谷…
わずかの間に日は昇り…
強い光で山は霞みます。
立山連峰も見えています。
後立山連峰も…
戻って風化の進んだ花崗岩を撮ります。
燕岳の象徴…。そしてそれが北アルプスの明るさ…
テントに戻って食事。準備を整えて大天井岳に向かいます。
コケモモの実が色づいています。
クロマメノキは紅葉…
でも斜面の木はまだ緑が多いようです。
2001年の撮影です。私の体の方は順調に回復しています。3週間以上も寝込んでいたのが嘘のよう。遅れを取り戻さなければなりません。でもまた失敗するのは怖いので、慎重かつ合理的に…。難題です。
燕岳Ⅰ
9月23日、北アルプス燕(つばくろ)岳にやってきました。連休の喧騒を避けて小屋ではなくテント。そろそろ夕景…
燕岳が淡く色づき…
槍ヶ岳はシルエットになります。
あれ、富士山の形がおかしい…
…蜃気楼で山が変形しています。
小屋の登山者は夕日を眺めるばかり。後ろ側の蜃気楼に気づく人はなく…
山は元の姿に戻り、やがて日は沈みます。
北アルプスの稜線…
燕山荘。槍ヶ岳。そして月。…そろそろ眠りましょう。
2001年の撮影。2泊しているのでもう少し続きます。さて、ご心配をおかけしました。回復を焦って入院する羽目になってしまいました。昨日退院。今はとりあえず快調です。ただ胃腸は試運転状態。動けるものの、すぐ疲れてしまいます。ということで、かなり慎重に回復を図っているところです。
休養中
体調を崩してしまいました。
しばらくお待ちください。
高峰高原と湯ノ丸高原
8月28日、長野・群馬県境の高峰高原へ。深い霧…
わずかの登りで高峰山の稜線。マツムシソウが咲いています。
標高2092mの山頂に向かいます。
貧弱な根。薄い土壌。倒れてもなお葉を茂らすカラマツ…
山頂を往復して林道へ。霧でゴマナがいい被写体に…
ハンゴンソウ
これはシラネニンジンでしょうか…
5日後の9月2日は湯ノ丸高原へ。
途中、五十番のシナノキを撮ります。
鹿沢温泉に向かう湯道。100体の観音石仏。その50番目の馬頭観音。
季樹歳彩(きぎさいさい)でも紹介したベンケイソウの花を見に湯ノ丸高原へ…
アキノキリンソウも満開です。
こちらも季樹歳彩で紹介しました。
11日後、9月13日に撮った五十番のシナノキ。大きさを伝えるのは難しい…
オヤマボクチ。このとき撮ったのはこのくらい…
2003年の撮影。この頃はフィルム。浅間山周辺や湯の丸高原には頻繁に出掛けて、その分撮影は少なめ。デジカメへの切り替えはかなり遅かったのに、今では気安くシャッターを切っています。ちょっと反省。
黒部五郎岳
すっきりしない天気。撮ったのはトウヤクリンドウくらい。
9月4日、三俣蓮華岳から黒部五郎小舎に向かいます。懐かしい小舎が見えて…
翌日も深い霧。カール辺りまでのつもりで準備。すると、青空…
朝露とオオヒョウタンボク
きれいです。
山頂の雲は取れません。
意外に広いカール。登るにつれて少しずつ景色が変化します。
綿毛に変わったチングルマ
雪残るカール壁
転がる白い岩も含めてこの山の魅力かもしれません。
標高2840m、百名山、黒部五郎岳山頂。期待した展望はありません。
稜線コースで小舎へ。雲を抜ければ好天です。
ミヤマリンドウ
咲き残るヨツバシオガマ
いつしか青空は消えて…
イワイチョウは草紅葉
霧深く、霞むミヤマアキノキリンソウ。黒部五郎小舎に戻ります。
2001年、久々に黒部五郎岳まで行ってきました。中途半端な季節。天気もすっきりしながったのですが、この時はしばらく青空も広がって楽しみました。