塩田平
7月8日、友達と近所へ。上田の塩田平や別所などを訪ねます。
近隣の観光地。でも、移り住んだ我々には元々の地元ではありません。
地元に馴染めば、余程気に入った所でもなければ、あまり行かなくなって…
前山寺
ハスも咲いて…
訪ねれば、発見、再発見、そしていい被写体が…
塩田城跡、龍光院、そして塩野神社へ…
人気はなさそうでも、建物は手が込んでいて…
思わずカメラを向けたくなる景色に出会います。
遠くから訪ねてくる人も多い有名観光地なのですから、当然なのですが…
中禅寺を見て、別所に向かいます。
常楽寺にて
月日を重ねて苔生す石塔
信州の鎌倉。北条氏とのかかわり…。各地から学問僧が集い、栄えたことも…
栄枯盛衰。でも、今でも温泉地としていい風情…
北向観音を見てから、市内の上田城へ。城内の真田神社の鳥居には茅の輪…
整備が進む南側駐車場からの南櫓と…
西櫓。日は傾いてきています。
2003年の撮影なのでもう14年前。改めて見ると、また訪ねたくなります。近所のいい場所で、いつでも行けると思っていて、何年も行っていない場所、…結構あるなぁ。
八ヶ岳
7月8日、早朝から八ヶ岳へ。杣添(そまぞえ)尾根を行きます。苔生す原生林。尾根の北側を巻くようになって、やっと花を撮ります。
山で見る黄色い花のすみれ
葉はこんな感じ。
キノコもあります。
横岳の稜線に出て、主峰・赤岳を望みます。手前はミヤマシオガマ。
ミヤマシオガマ
葉が特徴的なチョウノスケソウ
イワウメ
様々な花が咲く稜線。阿弥陀岳が見えます。
砂礫の斜面のウルップソウ
奥は標高2805mの阿弥陀岳です。
咲き始めのイワベンケイ
標高2899m、八ヶ岳の最高峰・赤岳を背景に…
ヤツガタケキスミレ
ここでしか見れない特産種
花咲く稜線と阿弥陀岳
咲き始めのシロウマオウギ
ウラジロナナカマド
標高2835m、横岳
イワヒゲ
岩に張り付く小さな花
チシマアマナ
山頂に建つ赤岳頂上小屋
斑入りの葉はハクサンボウフウでしょうか。
県界尾根側を回って赤岳天望荘に戻ると雲が垂れ込めて…
遠目にミヤマオダマキ。コマクサも…
稜線を離れ、元の道を下ります。
ウスバスミレ
杣添川北沢
梅雨の晴れ間。少し下り坂にかかっても、雨には当たらず下りてきました。丸々1日の登山。稜線は花盛り。収穫たっぷりの山行となりました。2002年、 もう15年前の撮影です。
小松原湿原
6月25日、小松原湿原に向かいます。苗場山の北。地図で見て気になっていたところ。ちょうど興味を持っていた人がいて、つれて来てもらいました。
林道から登山道へ。登るにつれて現れる大量の残雪。
新緑のブナ林を行きます。
足元にはわずかな花…
タケシマラン
湿原にはワタスゲ。でも花。綿毛になっていません。
中の白いのは綿毛の出来始めでしょうか。
綿毛になり始めているのもあります。
でもちょっと淋しい…
林道まで下りてノビネチドリを撮ります。今回はこれで下山です。
2006年、この年は雪が多くて季節の進行が遅かったようです。小松原湿原は 3段に分かれた湿原で、稜線を辿れば神楽ヶ峰を経て苗場山に続いています。 条件が整えばもっといい写真が撮れると思うのですが…
三方ヶ峰ーふたたび
6月27日、再び三方ヶ峰を訪ねます。先月24日からほぼひと月。枯野に芽吹く植物を当てるクイズ、ひとり遊び以来です。
ヤナギランが成長しています。枯野も緑に覆われて…
ツマトリソウが咲いています。
シダも葉を広げ、胞子嚢穂を立てています。
コメツガ。常緑樹も新しい葉はよく目立ちます。
レンゲツツジはもう咲き揃っています。
クガイソウ。よく見ると小さな花穂。
これはオヤマリンドウでしょうか。
これはシュロソウ?
これはツリガネニンジン??まだまだ難しいクイズです。
アカヤマアリ?のんびり歩くとこんなものまで目に付きます。
シシウドでしょうか。
ヤマオダマキはつぼみをつけています。
終わっても花の姿のまま花茎を伸ばすショウジョウバカマ。根元からは新しい葉。その中心に花をつけるのは、冬を越して来年の春になります。
ゴゼンタチバナはもう花。先月見た去年の葉は、覗いてみないと見えません。
これはハナニガナでしょうか。
コマクサがもう咲いています。長野・群馬県境の湯ノ丸高原から三方ヶ峰へ。池の平や三方ヶ峰へは林道を車で辿れば楽に行けます。でも、歩くからこそ見えてくるものもあったりします。
撮影は ’03年。'17. 5.18. の『芽吹きの頃』という記事の後日談です。
季樹歳彩(きぎさいさい)もご覧ください。
守門岳
6月8日、ちょっと疲れが出て起きられません。やや遅い出発。
尾根を行くようになって出会ったのはヒメシャガ。初めて見ます。
これはアズキナシでしょうか。
オオイワカガミはつぼみ。
花は見えません。
守門(すもん)岳が見えてきます。これは2枚の写真をつないだもの。
ツバメオモトはつぼみです。
かわいい…
少し伸びているのも…
咲き始めもありました。
コミヤマカタバミ
ナエバキスミレ
オウレン
ほころぶゴゼンタチバナの花
マイヅルソウのつぼみを撮って、やっと標高1538mの山頂です。
昨日登った浅草岳が見えます。残雪は説明しようのない姿。静かな山頂で霞む山々を眺め、しばらくのんびり過ごします。
下りてきて撮ったのはコシアブラ?
これは幹が瓜肌に見えるウリハダカエデの実。さあ、車に戻りましょう。そして帰ります。二百名山の守門岳、三百名山の浅草岳に登って今回の目標は達成。ヒメサユリやヒメシャガなどの花にも出会えました。
これは17年前に撮影した写真でまとめたものです。ブログを初めて3ヶ月足らず。ひねもすのたりのたりのつもりが、せっせと記事を作っています。少し慣れてはきたものの、続けられる生活のペースがつかみきれていません。少しペースダウンするかもしれません。長期の撮影旅行でしばらく中断したりもするでしょう。でも続けます。これからもよろしくお願いします。
浅草岳
6月7日、五味沢から浅草岳に向かいます。
早朝の水の流れはきれいです。
水辺にはコシノチャルメルソウ。
冬芽を膨らますのはホオノキでしょか。陽射しが届くようになります。
ゼンマイ?もやっと芽吹き。豪雪地の山の遅い春です。
日当たりのいい尾根に変わると、ヒメサユリのつぼみ。
花も咲いています。
コブシによく似たタムシバ。
日本海側に多いといいます。
イワウチワ
キクザキイチゲ。登るにつれて現れる花たち。
雪残る上の稜線にはカタクリも咲いています。
山頂が近づきます。雪は融けて、締まって、割れて、崩れて…
標高1586m、新潟・福島県境の浅草岳山頂。田子倉湖が見えます。奥に霞むのは会津朝日岳。山また山の景色です。
張り出す尾根上の鬼が面山。今回は行きません。
展望を楽しんだら、あとは下りるだけ。
途中、目に付いたのは小さなヒシバッタ?くらい。恋の季節?縄張り争い?車に戻って国道にも出ず、大白川で右折。守門岳の登山口に向かいます。ちょっと疲れました。今日は早く休みましょう。
17年前、三百名山の浅草岳に登った時の話です。現在295座。残り5座です。桜島には登れないので実質4座。年内登頂を目指しています。
平標山
6月6日、元橋から平標(たいらっぴょう)山に向かいます。国道17号線の三国峠の新潟県側に元橋登山口があります。
カラマツの雌花。既に小さな松かさ。葉は頭を出しています。
カエデは新緑。
花もつけていて、…ハウチワカエデでしょうか。
こちらはウリハダカエデ。花は随分違います。
ツクバネソウの花はほころび…
芽吹くナナカマドはつぼみを見せています。
これは、…ノギラン?シュロソウ?…違う。分かりません。
これはイワカガミのつぼみ。オオイワカガミかな。
アズマシャクナゲはきれいに咲いています。
ハクサンイチゲは咲き始め。つぼみもあります。標高1984mの平標山。新潟・群馬県境の稜線は東に続き、仙ノ倉山、万太郎山などを経て谷川岳へと延びています。やはりこの時季は、霞んでしまって山の写真は絵になりません。
ムシカリの芽吹き。つぼみは小さくて…
下りて行くと花も咲いています。南側の谷へ周回ルートを取ります。
季節が進むように新緑が深くなります。
タニウツギは咲き始め。
足元にはシオデの花。美味しい山菜らしいのですが、もう伸び過ぎです。やがて国道が見えて、駐車場の車に戻ります。小出まで北上して入広瀬へ。浅草岳の登山口の五味沢で車中泊となります。
’00年の写真なので、もう17年前になります。記憶は曖昧。フィルムに山の写真がないので、たぶん霞んでいて撮らなかったのだろと、そこは想像で書いてみました。今も続けている紙媒体の『ひねもす通信』は、この直後から始まっています。それで参考にできる記事がありません。