四阿山Ⅰ
1月24日、菅平から四阿(あずまや)山に向かいます。根子岳の登山口のわずかに南側。踏み跡のない雪面にスノーシューで踏み込みます。沢を渡るともうルートが分かりません。深い雪の斜面を無理やり登って尾根へ…
シラカバの林の中を進みます。古い踏み跡。でも風雪で消えかかっています…
穏やかな陽気。尾根らしくないただの斜面ですが、高みに向かって歩くだけ…
やがて、浅間山が見えてきます…
いつしか尾根らしくなって、風下の南側が切れ落ちています…
これがひさし状に張り出すと雪庇(せっぴ)。まだ未発達…
その先に浅間山が見えています…
稜線の彼方に目指す四阿山があります…
根子岳も見えます…
そして浅間山…
四阿山を目指し、少しずつ登って行きます…
風雪紋とも呼ばれるシュカブラ。雪と風の造形…
根子岳。日が傾いてきました…
太陽は穂高連峰の辺りへ…
2014年の撮影です。穏やかに晴れて、この時季にしては暖かくなりました。樹氷などは見られないのが残念ですが、山々を見ながら静かな山歩きができるのは気持ちのいいものです。テントを担いでの1泊2日の山行です…
黒斑山Ⅱ
1月10日、黒斑山表コースで槍ヶ鞘(さや)に向かいます…
浅間山が姿を見せます…
黒斑山が夕日を浴びています…
木々は樹氷をまとっています…
槍ヶ鞘上部に移動します…
間もなく日が沈みます…
槍ヶ鞘の先端へ…
黒斑山を染める光が弱まったのは、薄雲のせいでしょうか…
上空の雲まで赤く染まります…
剣ヶ峰は翳っています…
トーミノ頭に向かいます…
さらに展望の広がるトーミノ頭へ。でももう日射しは届きません…
黒斑山は諦めて、今日はここまでにしましょう…
浅間山と黒斑外輪山に囲まれた、湯ノ平高原を見下ろします…
鞍部へ向かうとすっかり暮れてきます…
最後に黒斑山。でも露光不足。ちょっと手ブレ。山を下ります…
2014年の撮影です。見事な樹氷で、撮影には好条件。浅間山見えてくる辺りで日の入りの時間となり、寒さも忘れて撮影しました…
黒斑山Ⅰ
1月10日2時頃、車坂峠から黒斑山に向かいます。冬でも登山者の多いコース。でも踏み跡はありません。自宅のある小諸でも雪が積もりました。昨日は家の周りの除雪。山は雲の中。今日も昼頃まで雲が絡んでいました。その雲が取れるのを見て上がってきました…
スノーシューで車坂山へ。篭ノ登山や水ノ塔山が見えます…
車坂山を下りて行くと黒斑山が見えます…
もう月が昇っています…
鞍部から新雪の斜面の登りにかかります…
雪に埋まりながら登って行くと、車坂山の奥に篭ノ登山が見えてきます…
さらに登ると水ノ塔山の奥に四阿(あずまや)山が姿を見せます…
木々にも大量の雪…
いつもは通り過ぎる場所も、新鮮な景色に変わっています…
垂れ下がる木々の枝を押し分けて、新雪を踏んで行きます…
黒斑山の斜面が樹氷できれい…
四阿山も見えます…
余裕のつもりだったのですが、もう日が傾いてきています…
2014年の撮影です。天気が荒れたあとの晴れ。絶好の撮影条件。踏み跡がないのもありがたい。ただスノーシューも埋まる深い雪で、登るのは大変です。余裕があって撮影にも時間を使っているのですが、やはりラッセル状態になると予想以上に時間がかかってしまいました…
妙義山Ⅱ
北側には榛名山。その奥には雪をつけた山々…
谷川連峰です…
南には金鶏山。妙義山の一角で登山禁止の山。そして西上州の山々…
稜線を辿ります。すぐにビビリ岩。わずかについた雪が滑りそうで恐る恐る通過します。何でもない緩やかな道。右は切れ落ちています。そこに雪。つかまるものがないのでへっぴり腰で進みます…
穏やかな天気。でも冷たい風が吹き渡ります…
裏妙義の奥にずっと浅間山が見えています…
木の生えた岩の峰を乗り越えて白雲岳へ…
まだ相馬岳までかなりあります。今日はここまでにしましょう…
大の字からもよく見えていた東側の平地…
慎重に岩場を通過します。岩の隙間から筆頭岩を見ます…
奥の院を過ぎ、辻から別ルートで第一見晴へ。見上げる岩峰。あの上にいたなんて…
ここからもまだ谷川連峰が見えています…
大の字も見えます。中間道を辿り妙義神社へ。車に戻ります…
2013年の撮影です。いつもご覧頂きありがとうございます。なかなか思うようにはいきませんが、来年は少しでもいい年にしていきましょう。これからもよろしくお願いします…
妙義山Ⅰ
12月30日、妙義神社へ…
ここから妙義山に向かいます…
杉の巨木。その奥に岩壁が聳えています…
閑散とした境内ですが、年末年始に向けての準備は整っているようです…
登って行くと現れる巨大な大の字。下から小さく見えたもの…
大の字のある岩峰は見晴らしがよく、榛名山や赤城山などが見えます…
足下には妙義神社や道の駅、松井田、安中、高崎、富岡…
反対側は屹立する岩壁…
辻を過ぎて奥の院へ…
岩に挟まった岩が屋根になって空間が出来ています…
その入り口に巨木。この脇の鎖場を登って稜線に向かいます…
2013年の撮影です。年も押し詰まってあわただしい頃、妙義山に登りました。奥の院の脇の鎖場は高さ30mほど。手掛かり足掛かりは充分あるのですが、ちょっと長い。なかなか終わらないので怖くなってきます…
裏妙義Ⅱ
12月17日、裏妙義縦走を続けます…
鎖を伝って岩場を下ります。そのあとは冬枯れの稜線。標高も高くないので近所の雑木林のようです…
やがて赤岩基部。赤岩が裏妙義の最高点。でも一般ルートはありません…
岩壁を巻く道が見えています…
表妙義側を巻きます。ギザギザの金洞山。その右に続く星穴岳…
危うげな道。道を支える支柱だけになっている場所もあります…
岩峰の陰に隠れる丁須の頭方面。右には表妙義の主峰、相馬岳…
赤岩を巻ききると浅間山方面が見えます。でも雲が絡んでいます…
さらに進むと七人星。烏帽子岩に付随する岩峰です…
振り向けば赤岩。右奥が丁須の頭方面…
表妙義を眺めます。その奥は御荷鉾(みかぼ)、赤久縄(あかぐな)方面…
烏帽子岩も巻いて進むと、穴の開いた岩があります…
歩いてきた稜線を振り返ります。暮れてきました…
丁須の頭が見えています。谷へと下り、車に戻ります…
2013年の撮影です。丁須の頭も赤岩も、烏帽子岩も登れなかったのですが、なかなか充実した山行になりました。昼からの登山でしたが、何とかなるものです。ただし、それなりの計画性は必要です。安易に真似をされても責任はとれません。安全は自分で確保しましょう…
裏妙義Ⅰ
12月17日、裏妙義に向かいます…
登山口から見上げると、岩山がそそり立っています…
冬枯れの沢沿いの道。見つけたのはムラサキシキブでしょうか…
せり上がるような岩壁を見ながら稜線に向かいます…
しっかり形を残した炭焼き窯があります…
稜線に出ると妙義山。表妙義。左に最高峰の相馬岳。右にギザギザの金洞山…
浅間山も見えます。そして前回は登れなかった丁須の頭。今回はリベンジ。でもパーティが現れます。登るつもりのようです。あっさり明け渡して、隣の岩峰に移動します…
丁の字のような丁須の頭。鎖は下がっていますが、切れ落ちています…
反対側には裏妙義の稜線が続いています…
右の鼻曲山に続くのが群馬・長野の県境の稜線。左奥には浅間山…
あれ、もう登ってる。最初のひとりが慣れている。ザイルで確保してふたり目も…
少し青空も見えるようになります…
妙義山を眺めます…
2013年の撮影です。この年もあと2週間。そして昼からの登山。焦れば切羽詰った気になりますが、まだ2週間あります。暗くなるまでまだ5時間あります。現実は何も変わらないのですが、気の持ちようでかなり落ち着くことが出来ます。丁須の頭はやはり登れなかったのですが、初の裏妙義縦走をしてみることにします…