ひねもす通信Ⅱ

季樹歳彩(きぎさいさい)も見てね

飯豊山

8月19日、飯豊山に向かいます…

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すぐに杉の巨木があります…

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木の根の斜面の道。見上げればブナの巨木。土を抱え込んだいい足場。ブナにはいい迷惑。順調に登り、昼には三国岳へ。でも失速。何とか切合小屋へ。ここでテント泊…

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翌日は早く出発。これはミツバベンケイソウか…

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タテヤマウツボグサ

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シダ植物のエゾヒカゲノカズラ。胞子嚢穂を立てている…

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小さなミヤマリンドウ…

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タカネマツムシソウ咲く稜線。彼方に飯豊山

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最高峰の大日岳も見えています…

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標高2105mの飯豊山。目指す山頂はもうすぐ。左奥は大日岳…

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特産のイイデリンドウが咲いています…

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同じ道を下山。少し青空が覗きます…

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暗い内に通過したお花畑を撮影…

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ヨツバシオガマ、ハクサンボウフウ…

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盛夏を過ぎてもそれなりにきれい…

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ハクサンコザクラを撮って、山を下ります…

2009年の撮影です。あまり鍛えていないのに、テントや食料を背負っての登山は少しきつかったです。でも何とか行ってきました。ツアーや中高年の登山者が多かった。かなり年配の人もいて、皆さんお元気。もう少し青空だったらよかったのですが…

世立八滝

8月26日、万座川沿いを上流へ。群馬県嬬恋村の巨木を見に行きます…

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鳴尾の熊野神社の大杉。推定樹齢1100年。幹周り9m。樹高36m…

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近くにはキツリフネ。そして…

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アサマフウロ浅間山で見ていない花を、ここで初めて見ます…

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それからオミナエシ。少し人の手が入っているようです…

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旧六合(くに)村に回ります。世立八滝のひとつ、大仙だいせんの滝…

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上流に回り、殺人(さつうぜん)の滝へ。落差40m。でも雨…

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翌日は仙の滝へ…

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水量もあって、岩壁を滑り落ちる滝はきれい…

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いろいろ撮ってみます…

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岩壁にはイワタバコ。残念ながら花は終わっています…

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次は久内(きゅうない)の滝。箱の滝には近づけません…

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そして段々(だっだ)の滝。あと2つは見つけられません…

2008年の撮影です。世立八滝は当時まだ道も案内もあまり整備されていなくて大変でした。今はよくなってもいるのですが、結構険しい地形で、見られない滝もあります。八滝というので小さな滝ばかりかと思ったら、予想外に立派なものが多くて驚きました…

霧ヶ峰

8月9日、当時大学生だった甥っ子が遊びに来ました…

f:id:notahiro:20180808160727j:plain佐久の巨木巡り。池には睡蓮…

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霧ヶ峰を散策。キンバイソウが咲いています…

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楽しく語らい、写真はわずか…

2006年の撮影です。ほかにもいろいろ回ったのですが、撮ったのはスナップ写真ばかり。それなりに花も咲いていたのですが、解説に夢中になってほとんど撮っていません。甥っ子にとってはうざったかったかも…。ただキンバイソウはこの時が初めて。シナノキンバイなどの高山植物は見ていたのですが、この花は図鑑で見ていただけ…

クマノミズキ

手探りで始めたブログも1年を越え、自分なりの作業工程が出来上がっています。記事を決めたらフィルムを引っ張り出します。その頃のフィルムはスリーブ。ポジですがマウントせず、ネガ同様にシートで保存しています。撮影順にデータを探します。少し前、南八甲田のブログ用にデータを探すと見つからない花の写真が出てきます。ガマズミの花。小さな35㎜のフィルムを見て、その時はそう思ったのです…

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花の写真1枚くらいなくても支障はない。どこかに紛れたのかもしれません。注目されるような花でもなく、是非見てもらいたい写真でもない。なかったことにして編集してしまいました。でもちょっと気になって、新たに取り込んでよくよく見てみます…

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4花弁。つぼみの先が尖っている。これ、ガマズミじゃない。つぼみの先が尖るのはヨツバヒヨドリ、キリンソウ…。でも葉が違います。そもそも草?4花弁ならアブラナ科、アカネ科…。草ではないでしょう。木の図鑑を最初から見ます。針葉樹、竹、ヤナギ、カバノキ、ブナ…。顕著な花はつけません。バラ科は5花弁。マメ科もない。ミズキ科。ハナミズキヤマボウシゴゼンタチバナなどを含む科です。ミズキ、クマノミズキ…。この辺りが怪しい。そういえばミズキ科のフォルダはチェックしなかったかもしれません。当時花の写真のデータは科ごとに分けて保存していました。少し馴染もうと思って科の名前は学名で。ミズキ科、cornaseae。フォルダをチェックするとクマノミズキの写真が2枚保存されています。ありました。これです…

昔特定できなかった花や植物を、今なら少しは分かるようにはなっています。でも逆もあります。昔の方が正しく特定していたりします。ただどうしてミズキでなく、クマノミズキとしたのでしょう。図鑑の説明文を読んでみます。ミズキの花は5~6月。クマノミズキはひと月ほど遅れて6~7月。撮影は8月1日で、ミズキよりはクマノミズキとする方が無難です。やっと12年前の自分に追いつきます。それにしても、クマノミズキを見たことも、その写真も忘れてしまっています。その後、クマノミズキに出会った覚えもありません。ミズキなら比較的分かるのです。写真は撮らなくても、遠目に見て、たぶんミズキだな、とか。去年は写真も撮っています。弥彦山浅間山の登山口で…

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’17. 6.20. 浅間山荘にて ミズキ

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花の集まりの花序をたくさんつける落葉高木。それなりに目立つものの、特に注目される花ではありません。撮った直後ならば、草か、ガマズミのような潅木か、高木か、なんて悩まなかったかもしれません。自分で撮った写真でも12年も経てば、小さなフィルムに写るひとつの花序から植物を特定するのは、結構難しかったりもします…

摩耶山

8月3日、山五十川やまいらがわ)の玉杉から南下、新潟県境近くへ…

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清流沿いを摩耶山(まやさん)に向かいます…

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現れる滝。その上に登って滝を俯瞰…

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その先にまた滝がかかっています…

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夕方から登り始めたのに気温は下がらず、やっとの思いで山頂。標高1020m。三百名山摩耶山。霞む雲の中に朝日連峰。むしろ月山のほうが近いか。

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翌日は新潟で巨木巡り。一の堰の大ケヤキ。推定樹齢300年。幹周り6.6m…

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次は切畑の大イチョウ。樹齢1200年以上。幹周り12m。樹高40m…

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最後は長野に入って神戸のイチョウ。幹回り13m。樹高36m…

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長旅を終えて、小諸の自宅に帰ります…

2006年の撮影です。この年はなかなか明けない梅雨。雨に悩まされ、梅雨が明ければ暑さに悩まされ…。写真も思い通りには撮れなかったのですが、かえって思わぬいい写真が撮れたりもして、それなりの成果。ご覧頂くために編集しているつもりですが、改めて自分の写真を見直すのも楽しいものです…

秋田から山形

8月2日、八幡平の大沼へ…

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静かな大沼…

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コウホネが咲いています…

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次は田沢湖。湖畔から覗き込むと、澄んだ水と深く続く断崖。カルデラ湖?

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湖畔の御座石神社。そこに杉の巨木…

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境内にはネジバナがいっぱい…

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そして真山寺の乳イチョウ。推定樹齢600年。幹周り7.7m。樹高42m…

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翌日は山形入り。林道は土砂崩れ。歩いて滝の沢の一本杉へ…

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推定樹齢750年。幹周り8.2m。樹高49m…

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朝から強い陽射し。長い帰りの林道。でも時に深い山の中に居るよう…

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そして幻想の森へ。真っ直ぐ伸びる杉のイメージを覆すのは…

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豪雪のせいか。太く見慣れぬ姿の杉が何本も…

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不思議な空間を作っています…

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最後は山五十川の玉杉。推定樹齢1400年。幹周り10m。樹高33m…

2006年の撮影です。そろそろ帰り道。移動が増えて写真が減ります。それでも精力的。12年前。やっぱり若かった…

南八甲田

8月1日、八甲田山麓の城ヶ倉大橋へ…

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広がる樹海。彼方には…

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朝の岩木山

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車で睡蓮沼へ。北八甲田の山々…

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猿倉温泉に下りて、南八甲田に向かいます…

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モミジカラマツ、シラネニンジン…。少しずつ花が増えます…

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ヨツバシオガマ。…ハッコウダシオガマか…

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シナノキンバイ。南八甲田は登山者が少ない…

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遅くまで雪が残る場所では、今頃ミズバショウ

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小さなヒナザクラも咲いています…

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オオバキスミレ。標高1450mの乗鞍岳に向かいます…

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南八甲田の最高峰、櫛ヶ峰。黄瀬沼…。山頂からは主に南側の展望…

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雲海。東からの低い雲。ヤマセ。続けば冷害になることも…

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北八甲田。右に高田大岳。最高峰、大岳などの山々は左にひと塊…

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帰りは同じ道。湿原で見つけたのはコバノトンボソウ

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そしてキンコウカ。車に戻ります…

2006年の撮影です。百名山八甲田山。最高峰の大岳。ロープウェイ。酸ヶ湯。賑わう北八甲田。でも花は南八甲田の方がきれい。ただ少し大変。人が行かないには、行かないだけの理由があります…