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ひねもす通信Ⅱ

季樹歳彩(きぎさいさい)も見てね

三国山と群馬の巨木

八ッ場(やんば)ダムで話題に上る吾妻川沿いは真田氏も利用した古い街道。

f:id:notahiro:20170501074053j:plain 道祖神

特別有名なものはありませんが、多くの史跡が点在しています。

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長野原町の王城山神社に寄ってから王城山に向かいます。

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盛りは過ぎて咲き残るカタクリ。ヤマエンゴサクがいっぱいです。

f:id:notahiro:20170501080141j:plain アズマイチゲ

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フイリヒナスミレ      エイザンスミレ

花を見て、御塚(おつか)の石仏群やイタヤカエデの巨木を見たら移動します。

f:id:notahiro:20170501080956j:plain 村主の大ケヤキ

幹回り7.2m。推定樹齢600年。月夜野の村主(すぐろ)八幡神社にて。

国道17号線、群馬・新潟県境の三国トンネル入り口で車中泊

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早朝出発。途中から雪道。三国峠を経て三国山山頂へ。

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春霞。遠望は利かないものの、風はなく、穏やかな天気です。

f:id:notahiro:20170501083029j:plain 苗場山

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登りも下りもちょっとうんざり。

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山を下りて渋川の雙(そう)林寺へ。旧子持村子持山山麓です。

f:id:notahiro:20170501084815j:plain ムラサキサギゴケ

境内は花盛り。

f:id:notahiro:20170501084941j:plain セイヨウタンポポ

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ジュウニヒトエ          アカネスミレ

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 幹周り6mの雙林寺のカヤ。移動して群馬の巨木を巡ります。

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横室の大カヤ 幹周り8.1m。推定樹齢1000年。前橋にて。

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萩原の大笠松 幹周り6m。推定樹齢430年。高崎にて。

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連取(つなとり)の松 幹周り4m。推定樹齢300年。伊勢崎にて。

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浄蔵寺の大イチョウ 幹周り12m。推定樹齢300年以上。太田にて。

’05. 4.29.~30.に巡った時のものです。もう12年も経ってしまいました。老木たちは今も元気でしょうか。今年の残雪の具合はどうでしょう。

じいとばあー御堂山

長野・群馬県境の内山峠から下仁田へ向かうと、『じいとばあ』という食堂があります。老夫婦が営む家庭的な店、…なのでしょう。でも私が注目してしまうのはその店の奥に見える山。樹林の稜線にそそり立つ岩、『じいとばあ』と名付けられた奇岩です。

f:id:notahiro:20170424080533j:plain ヒカゲスミレ

しばらくは林道歩き。早速すみれたちが咲いています。

f:id:notahiro:20170424080834j:plain マルバスミレ

f:id:notahiro:20170424081004j:plain エイザンスミレ

f:id:notahiro:20170424081115j:plain タチツボスミレ

f:id:notahiro:20170424081157j:plain アカネスミレ

山道に変わり、木々は芽吹きの頃…

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すみれ以外にはイラクサ科の…

f:id:notahiro:20170424081328j:plain カテンソウ

稜線に突き上げると分岐。左、じいとばあに向かいます。

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アカヤシオの咲くこたつ岩を巻きます。

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その先に現れる、…じいとばあ

f:id:notahiro:20170424083246j:plainちょっと取り付いてみたものの、…登れそうにありません。

f:id:notahiro:20170424083613j:plain きのこ

芽吹いて花咲き始める…

f:id:notahiro:20170424083658j:plain ウリハダカエデ

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途中で見たのとここで見たもの。感じは違うけど、どちらもフモトスミレか。

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こたつ岩の先に御堂山を確認して分岐に戻り、山頂へ向かいます。

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標高878mの御堂山。山頂からの妙義山はこんな感じ。帰りは別ルート。

f:id:notahiro:20170424085823j:plain ヤブレガサ

f:id:notahiro:20170424085911j:plain シロバナエンレイソウ

f:id:notahiro:20170424085950j:plain ミヤマキケマン

f:id:notahiro:20170424090023j:plain キブシ

じいとばあ。こたつ。…民話の世界。きっとそんな昔話がありそうで、図書館で調べたりもしたのですが見つかりません。地元の人も知らないようで…。

 紙媒体の『ひねもす通信』を17年続けています。私一人で撮影、編集したものです。その中から今の季節の記事を編集し直して掲載しています。

大霧山

昔々、ダイダラボッチが奥武蔵にやって来て休憩を取りました。笠を脱いで置いたのが笠山。蓑を脱いで置いたのが蓑山。腰を下ろしたのが定峰峠。お腹が空いてお粥を煮たのが粥新田(かゆにた)峠。食べ終えて箸を立てて置いたのが二本木峠。くしゃみをして唾が飛んで霧になった辺りが大霧山。…なんだそうですよ。

マムシグサかと思ったら…

f:id:notahiro:20170420100955j:plain ミミガタテンナンショウ

仏炎苞が左右に張り出しています。

たくさん咲いていても都合よくまとまっていてはくれません…

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アケボノスミレ

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エイザンスミレ

地味に咲くのは…

f:id:notahiro:20170420103410j:plain クロモジでしょうか。

f:id:notahiro:20170420103546j:plain 植林の道

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タチツボスミレ                アカネスミレ

f:id:notahiro:20170420104117j:plain フイリヒナスミレ

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ヒトリシズカ

咲き始めたばかり…

f:id:notahiro:20170420104359j:plain ジュウニヒトエ

埼玉県ときがわ町から白石峠経由で定峰峠へ。ここで車を置いて歩きます。登り1時間40分ほど。標高767m。展望はあまりよくありませんが、霞む両神山と夕日を眺めました。 ’05. 4.21.

奥武蔵

野生のシュンランが見たくて高麗(こま)神社に来ました。埼玉県日高市。かつて朝鮮半島からの渡来人たちを入植させた土地です。高麗王が神様。はるばる海を越えてこの地に住むことになった人たちが、自分たちのご先祖様を神として祀り、ずっと守り続けてきた神社です。

f:id:notahiro:20170419091921j:plain ミツバツツジ

f:id:notahiro:20170419092155j:plain シャガ

f:id:notahiro:20170419092347j:plain ヤマエンゴサク

f:id:notahiro:20170419092523j:plain タチツボスミレ

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初めて見るヒゴスミレ。エイザンスミレ以上に細かく葉が裂けています。でもシュンランは見つかりません。遅かったのかもしれません。

次の目的地はユガテです。飯能市に入って東吾野駅から北へ、山の方に入っていきます。車を乗り捨てて山道を歩きます。

f:id:notahiro:20170419093357j:plain 菜の花

f:id:notahiro:20170419093227j:plain ノジスミレ

f:id:notahiro:20170419093505j:plain センボンヤリ

唐突に視界が広がります。畑と数軒の家。ユガテの集落です。湯天。これでユガテと読むようです。

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山の上の集落は桜満開。季節が戻ったようです。

f:id:notahiro:20170419094200j:plain ホトケノザ

f:id:notahiro:20170419094406j:plain シロバナタンポポ

f:id:notahiro:20170419094442j:plainヴィオラ・ソロリア

丈夫な外来のすみれは雑草と競って生きる…

車に戻って高山不動尊に向かいます。道は舗装ですが細い山道。路傍に咲く花。運転しながらでもすみれが群生しているのが分かります。

f:id:notahiro:20170419095226j:plain マルバスミレ

f:id:notahiro:20170406115805j:plain エイザンスミレ

雨になりました。高山不動尊に着く頃には本降りです。傘を差して境内へ向かいます。誰もいない境内に大きなイチョウの木。樹齢は7~800年。大小の気根がたくさん垂れ下がっています。 

f:id:notahiro:20170419103226j:plain 高山不動の大イチョウ

関八州展望台へ向かいます。雨は上がったものの関東平野を眺めることはできません。でも雨に洗われた新緑がとてもきれい。ヤマザクラも咲いています。

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稜線を越えて越生(おごせ)町に下りて行きます。飯能市高麗川流域から越辺(おっぺ)川流域へ。龍穏寺へ向かいます。目的のモミの巨木は立ち枯れています。樹齢500年。枯れてから何年か経っているのでしょうか。やや傾いた太い棒杭のようで…。結局写真は撮りませんでした。

f:id:notahiro:20170419110210j:plain 龍穏寺

夕方の雨上がりの人気のない境内。散り敷く桜の花びら…

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『ひねもす通信』を17年続けています。自分の撮った写真で記事を書いて、紙媒体で読んでもらっているのです。これは12年前のちょうど今頃(’05. 4.18.)の記事を再編集したものです。最後の写真1枚を大きく載せたので、ほかの写真は不採用となってしまいました。

今の季節の写真を10枚ずつ、テーマ毎にまとめてみました。ミニ写真展。写真歳時記ー季樹歳彩(きぎさいさい)も見てね。

残雪の山々

新穂高温泉から双六小屋を目指します。

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北アルプス・双六岳

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鞍部に現れる双六小屋。背景は鷲羽岳。左奥に水晶岳

この年の雪は少なめ。それでも吹き溜まる湯俣側には大量の雪が残ります。

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双六小屋からの鷲羽岳

積雪は風の影響を強く受けます。

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ゴールデンウィークの双六岳山頂から残雪の山々を望む

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黒部五郎岳

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笠ヶ岳

双六頂上部に広がる台地はもう雪が消えています。

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穂高連峰

双六小屋はゴールデンウィークの営業を止めたようなので、この景色を見るのは難しくなってしまいました。また積雪は年ごとに大きく変わったりします。地域差もあるのでご注意を。

雪崩跡

何でこんななってるんだろう?

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大量の雪が降って不安定になり、以前までの積雪の上で滑るのが表層雪崩。樹林帯では雪崩は起こりにくいのですが、起こらないわけではありません。滑り面で幹が折れても何とか生き長らえるとこんな姿になります。まだ柔軟性のある幼木の頃のことだったでしょうか。

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雪は融けて木がなぎ倒されています。北アルプス南部の穴毛谷で、この年起きた雪崩の跡。

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デブリと呼ばれる雪崩跡。北アルプス・小池新道にて。

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長野県鳥甲山南面のデブリ。雑魚川林道にて。

厳冬の深い雪を漕いで山に登るのは大変です。春には雪が締まり、不安定な雪は崩れ落ちます。雪が安定すれば春山の季節。アイゼンを利かせて登り、大量の雪が残る山々の景色を眺められます。でも安定した雪を見極めるのは簡単ではありません。

吾妻連峰

福島・山形県境の吾妻連峰は2000m級の山々を連ねる広大な山域。磐梯吾妻スカイラインが通り、山岳観光地の様相を呈しています。基点は浄土平。東へひと登りで吾妻小富士(標高1705m)。すり鉢状の噴火口の縁を巡ることができます。西には一切経山(標高1949m)。こちらは登り1時間40分で観光というよりは登山。登山道脇に現れる小さな噴火口。その奥には蒸気も上がっていて、ここも未だに活動を続けている新しい火山です。

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さらに登ると酸(す)ヶ平が見えてきます。

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さらに登って一切経山の山頂に立ちます。北側に五色沼が姿を現します。

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雪残るゴールデンウィーク。景色を楽しんだら引き返します。

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酸ヶ平に下りて鎌沼に向かいます。

f:id:notahiro:20170412163453j:plain蓬莱山に押しやられて鎌形に残る沼。まだ融け始めたばかり。東吾妻山(標高1975m)を往復して浄土平に向かうと、もう暮れかかる時間。

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一切経山を仰ぎ見ながら車に戻ります。好天、残雪の山を一日たっぷり楽しみました。

 

今の季節の写真を10枚ずつ、テーマ毎にまとめてみました。ミニ写真展、写真歳時記ー季樹歳彩(きぎさいさい)も見てね。