ニセイカウシュッペ山Ⅱ
8月2日、ニセイカウシュッペ山の山頂に向かいます…
チシマノキンバイソウなどのきれいなお花畑を過ぎ、大槍を巻いて行きます…
チシマアザミ…
エゾウサギギク…
チングルマの綿毛…
ナガバキタアザミ…
チシマフウロ…
クルマユリ。大槍の肩へ。青空も見えていたのに、霧に包まれます…
リンネソウ。傾斜は緩くなり、岩が多く、丈の低い花のお花畑…
イワギキョウ。でも終わっている花も多く、咲き揃っていません…
リンネソウ。そして標高1883mの山頂。三百名山…
霧が流れても遠くの山は見えず、帰りもずっと霧の中…
車に戻り、層雲峡に向かいます…
展望台に登り、流星ノ滝、銀河ノ滝を見ます…
石狩川の清流…
2012年の撮影です。ひどい雨だったのに、もうほとんど濁っていません。増水しているようにも見えません。層雲峡は観光地。観光客も多く、賑わっています。静かな山から下りてくると、そのギャップに戸惑ってしまいます…
ニセイカウシュッペ山Ⅰ
8月1日、雨。不安定な天気。土砂崩れ、突風、竜巻…。ラジオでは警戒を呼びかけています。登山口に行くのは止めて、車で過ごします…
8月2日、登山口へ。道も大丈夫。ニセイカウシュッペ山に向かいます…
雨は上がっています。でもすっきりはしません…
雨に濡れた登山道を緩やかに登って行きます…
以前に倒れた木。根についた土がそのまま草に覆われていきそうです…
雨に洗われたダケカンバの幹…
雨粒を載せている葉は、ミネカエデでしょうか…
行く手に岩峰。右奥が大槍…
雲の上に出て、大雪山が見えてきます…
オオレイジンソウも咲き始めています…
トモエシオガマっぽいけど、ケシオガマか…
チシマノキンバイソウが咲いています…
谷の方まで咲いてきれいです…
でも山頂に絡む雲は取れないようです…
2012年の撮影です。登山口にはほかにも車が。はかばかしくない天気で、登るのを逡巡しているようでした。結局山では姿を見なかったので、諦めて帰ったようです。その判断は賢明となることもあるし、もったいないとなることもあります…
天塩岳Ⅱ
7月31日、天塩岳の山頂に向かいます…
花は終わっていますが、一面イソツツジです…
コケモモの実が赤く色付き始めています…
リンネソウも咲いています…
雲絡む山頂を目指します…
ヤマハハコ。山頂は霧。何も撮れません…
チシマアザミ。別ルートで下りて行きます…
花は終わっているけど、キバナシャクナゲか。ガンコウラン、コケモモ、ホソバイワベンケイ、ハイマツなどなど。木も草もマット状に地面を覆う…
ウメバチソウ。なだらかな稜線が続きます…
ミヤマアキノキリンソウ。ぽつりぽつりと雨…
ハクサンボウフウ。傘を差して稜線散歩…
マルバシモツケ…
これもキバナシャクナゲでしょうか…
葉が互生するエゾゴゼンタチバナ…
隠れていた山が見えたのですが、にわかに雨が強くなります…
雨具を着るタイミングを失い、びしょ濡れになって急斜面を下りて行きます。川のようになる登山道。谷底に下り立つ頃、少し雨が弱まります。近くの町で記録的な雨量を記録したそうです。撮れなかったけど、エゾシカを見かけます…
車に戻り、移動。夕飯は安かったサバを焼きます。雨で車の窓は少ししか開けられません。でも匂いが漏れてキタキツネがやって来ます。君にはあげられない。諦めたキタキツネはバッタを狩り始めます…
2012年の撮影です。とてもよさそうな山でしたが、やはり天気で印象は大きく変わります。近所ならまた行きたいところですが、なかなか遠くて難しい…
天塩岳Ⅰ
7月31日早朝、少し怖くなるような山道に入り、天塩岳に向かいます…
沢沿いの道。やはり気持ちいい…
暗くてうまく撮れないけど、アリドオシランでしょうか…
またきれいな沢に出ます…
対岸にはオニシモツケの大きな群落…
海沿いでは盛りを過ぎてもいましたが、ここは花盛り…
これはフキユキノシタでしょうか…
エゾアジサイが咲いています…
こっちは装飾花が大きい…
赤みが強いものもあります…
エゾタツナミソウ?前に見たものと少し違うような…
ホザキナナカマドは咲き始め…
よく咲いているものもあります…
これはシナノキンバイでしょうか…
こっちはオクエゾサイシンか…
岩に水晶の小さな結晶が見えています。樹林帯を抜けます…
白い石英?が貫入した岩…
強い風。ハクサンボウフウが揺れます。展望は広がるものの、すっきりしない天気です…
山火事跡のハイマツの幹。前天塩岳へ…
2012年の撮影です。ウエンシリ岳からさらに標高が高くなる天塩岳。二百名山。海辺でも高山の花が見られたりする北海道ですが、やはり山の景色は格別です。ただ寒気が入り、天気は不安定。もう少しいい天気の日に登りたかった…
ウエンシリ岳
7月30日、名寄からやっと登山口。ウエンシリ岳に向かいます…
姿を見せるシマリス。やっと撮ってもこんな1枚…
氷のトンネルというので来てみたのですが…
ここから稜線に向かう道も通れず、登山口に戻って登り直します…
ツルアリドオシの小さな花が咲いています…
暑さでばてつつ登ります…
山頂は標高1142m。低山でもハイマツの稜線です…
ナナカマド。山頂を踏み、でもあまり写真は撮れず、山を下ります…
エゾノサワアザミでしょうか…
これはヤマサギソウか…
岩に生えるシダ…
花が終わっているのはコイチヤクソウか…
地衣類。ホネキノリでしょうか…
車に戻り、天塩岳の登山口に向かいます…
近くに民家もないのに、タイマツバナが咲いています…
砂防堰堤の小さな湖で夕映え…
何枚か写真を撮ります…
そして登山口に向かいます…
2012年の撮影です。北海道は広くて、移動は長距離になったりします。ただ走るのはもったいない。ガイドブックで調べて、手ごろなウエンシリ岳に登ることにしました。氷のトンネル。名所のように書かれていたので行ってみたのですが、ちょっとがっかり。その上そこから登るルートは、ほぼ廃道になっていました…
名寄
7月30日、咲来峠を越えて名寄方面へ…
あまり人工的な護岸のない天塩川沿いを行きます…
実をつけているのはニワトコでしょうか…
早朝で誰もいないひまわり畑に寄ってみます…
ここも日中は賑わうのでしょうか…
畑の畦も花盛りになっています…
日本での初見が名寄だったとか…
こちらはチシマオドリコソウ。これも帰化植物…
タンポポかと思ったら、これはブタナらしい…
もちろんこれも帰化植物…
車で移動。立派な車道脇にヤナギラン。山の上で見る花が道端で見られる北海道。荒地などに真っ先に侵入するパイオニア植物だから、新しい道の法面は好適地…
マツヨイセンノウでしょうか…
近くの家から逃げ出したものか。これは重弁。花びらの幅も広い…
こちらはジャコウアオイか…
2012年の撮影です。ウエンシリ岳の登山口に向かう途中、目に付いたものを撮りました。帰化植物に目くじらを立てるつもりはありません。被写体になるものはありがたいし、きれいな花が咲いているのもいい。ただ貴重な在来種への悪影響については考えなければなりません。北海道はおおらかで、本当によそ者に寛容だ…
ベニヤ原生花園Ⅱ
7月29日、ベニヤ原生花園の中を歩き回ります…
浜辺へ出るとハマボウフウが咲いています…
ハマヒルガオなども咲いています…
これはエゾタツナミソウでしょうか…
ハマナス。また陸側へ。結構広くて、歩道が続いています…
これはケシオガマでしょうか…
タチギボウシ…
エゾクガイソウ…
これはコガネサイコらしい…
イヌゴマ…
これもイヌゴマか。風で揺れ続け、わずかに雨も降ってきます…
花は終わっているけど、スズラン。やはり海沿いで見るのは違和感…
エゾミソハギ。植えられているものに比べると淋しい感じ。でもたぶん、こっちの方が自然なのでしょう…
これはスギナモでしょうか…
これはチシママンテマでしょうか…
2012年の撮影です。チシママンテマは礼文島などで見られるナデシコ科マンテマ属の花。道東など一部限られた場所にはあるようですが、ベニヤ原生花園にあっていいのでしょうか。似たような外来の帰化植物。チシママンテマでも人為的に持ち込まれたもの。などと余計な詮索をしてしまいます。もちろん元々あったのかもしれません…