ひねもす通信Ⅱ

季樹歳彩(きぎさいさい)も見てね

箱根山

4月16日、早雲山駅から歩き始めます…

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バイケイソウ?の芽吹き。でも冬枯れのような道…

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小さなキクザキイチゲを見つけます…

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まだ咲き始め。でもこれは箱根山が基準産地のコキクザキイチゲ

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キクザキイチゲの品種です…

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アセビ。冠ヶ岳に寄り、最高峰の神山へ。標高1438m。三百名山ハクビシンの子供に出会います。駒ヶ岳、お中道経由で車に戻ります…

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御殿場で宝永の杉を見ます。宝永噴火の砂礫が枝に積もっていたらしい…

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推定樹齢700年。幹周り7.7m。樹高33.5m…

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富士宮へ。狩宿の下馬桜。源頼朝ゆかりの推定樹齢800年のヤマザクラの老木。台風などで衰え、ひこばえが盛り返して今の姿に…

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近くには菜の花も咲いています…

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山はまだ冬の気配を残していますが、里はすっかり春…

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カキドオシ。雑草だって花盛り…

2008年の撮影です。小諸から埼玉の実家へ。福島の石川に墓参。いわきのスパリゾートハワイアンズへ家族旅行。夜の森の桜も見ました。実家に戻ってから、高尾山、箱根山などを巡って小諸へ。1週間ほどの旅でした…

川尻八幡宮

4月15日、高尾山から南へ。神奈川県に入って川尻八幡宮に寄ります…

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入口にスダジイの巨木…

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奥には皮だけになって生きているスダジイの古木…

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そんな場所でタチツボスミレが花を咲かせています…

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川尻八幡宮。なかなか面白い…

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少し移動して諏訪神社へ。ここにもスダジイの巨木…

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推定樹齢600年。幹周り6.2m。樹高25m。日が暮れてきました…

2008年の撮影です。何百年も生きている木。その太さ。大きさ。本当に何かが宿っているかのよう。でもそれを伝えるのは難しい…

高尾山

4月15日、光厳寺から高尾山へ。蛇滝口から登ります。滝では滝行をする男性。声もかけられません。まして見学や撮影は憚られます…

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ヒナスミレが咲いています…

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太平洋側に分布するナガバノスミレサイシン。私的には馴染みが薄い。ほかにもタチツボスミレ、エイザンスミレ、ヨゴレネコノメ…

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ケーブルカー駅の先のメインルートに出て、蛸杉を見ます。推定樹齢450年…

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ヤマルリソウ。静かな道に回ります…

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山頂は桜が満開…

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メインルートで薬王院へ。参道まで下りると見事な杉並木…

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またヒナスミレ。同じ道を登山口へ向かいます…

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登山口で探してタカオスミレを見ます。ヒカゲスミレの品種…

2008年の撮影です。山頂にはビジターセンターがあって、今見られる花が書き出されていました。そこにタカオスミレの文字。ビジターセンターの人に聞くと、蛇滝口の登山口辺りにも咲いているとのこと。よくよく探して見つけました。ヒカゲスミレは見ているのですが、タカオスミレは初めてでした…

光厳寺のヤマザクラ

4月15日、東京都あきる野市光厳(こうごんじ)へ…

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推定樹齢400年という光厳寺のヤマザクラを見ます…

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幹周り5.3m。樹高17.3m。もう散り始めています…

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ムラサキケマンも咲いています…

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光厳寺の方へ行ってみます。散り敷く花びらがとてもきれいでした…

2008年の撮影です。桜の見頃は1週間ほどか。暖かいとあっという間に散ってしまったりもします。タイミングを合わせるのが難しい。でも盛りを過ぎた桜が、いい被写体を提供してくれることもあります…

春めいて…

3月22日、群馬県藤岡市。山あいの上日野へ…

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辛科神社のカヤを見ます。推定樹齢600年。幹周り5.7m…

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峠越えで甘楽町へ。秋畑の大ツバキ。推定樹齢1000年。幹周り3.9m…

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長野県に入って、群生するフクジュソウを見ます…

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3月25日には、セツブンソウを見に行きます…

2008年の撮影です。まだまだ寒いと思っていても、もう春分。気の早い花たちは咲き出しているし、サクラの便りも聞かれるようになっています…

栗沢山

3月22日、戸台から北沢峠を経て仙水小屋へ。翌日は荒天、停滞…

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3月24日、風はあるものの青空。樹氷の山を見て出発…

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仙水峠は風が通って積雪は少なめ。摩利支天が聳える…

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栗沢山に取り付く。ラッセル。背後に甲斐駒ケ岳。右が摩利支天…

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少しずつ高度を上げると甲斐駒ケ岳がよく見えるようになる…

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摩利支天の岩壁を雪が滑り落ちる…

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深い雪を掻いて栗沢山へ。なかなか登れず急斜面でもがいていたら、目の前の雪が盛り上がり、のしかかってきます。とっさの抵抗も空しく、真後ろに1回転。雪崩というほどの規模ではありませんが、その力は抗い難いものです。吹き飛んだサングラスを苦労して見つけ、これで体も物も損害なし。登り続けます…

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やっとのことで栗沢山へ。標高2714m。改めて甲斐駒ヶ岳を眺めます…

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樹氷を撮り…

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北岳の雄姿を眺めます。そして幕営

ビリビリッ。夜、嫌な音を聞きます。ツェルト(簡易テント)の破れる音。風下側のポールが倒れてツェルトが吹流し状態。稜線から一段下りて風を避けたつもりだったのですが…。風が強くて建て直しも移動も困難。空間は確保されているので、明るくなるのを待ちます…

朝、状況は変わりません。火を使うのは無理。朝食は諦め荷物をまとめます。意を決して外へ。ツェルトを無理やりザックに押し込み、栗沢山に向かいます。雪は大したことないものの、強い風。それが恐ろしく冷たい。わずか数百メートルの山頂までが遠い。風下側の斜面を下りたくなります。それをすれば確実に遭難。何とか山頂を越え、一気に仙水峠へ。深い雪に亀裂が走り、音もなく谷に消えます。迂回して峠へ。風は随分弱くなっています。仙水小屋に入り、食事。荷物を整理し直して下山します…

数日後、風にさらされた左の頬が紫黒く変色。軽い凍傷。でも、ひと皮剥けただけで済みました…

1994年の撮影です。冬の仙丈岳を狙うつもりだったのですが、結局撮れませんでした。もう25年も前の話。今となれば人事のよう。いろんな意味でよくやる、…というところか…

七ヶ岳

3月7日、すっきりはしませんが、悪い天気でもありません。昨日の疲れはありますが、登ることにします。南会津の七(ななつ)ヶ岳。男鹿岳からも見えていました。登山口に向かうと、間もなく除雪されていない道。登山口までは歩いて1時間程か。昨日に比べれば大したことはありません。雪も少し歩きやすい…

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山に入ります。雪で道に迷いながら沢沿いを進みます…

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カンジキで渡渉は初体験。氷の造形を撮ります…

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沢を詰め、尾根を回り込むと道は分かりにくくなって、急斜面を登って行くと雪の壁に突き当たります。カンジキを蹴り込み、無理やり登るとすぐ山頂。標高1636m。三百名山。でも霧。展望はありません。何も撮れません。さて下り。安全に降りられそうな場所はなく、10~20mの雪の壁を滑り落ちるように下ります。そして一気の下り。苦労して登ったのにあっという間。今日は明るい内に車に戻れそうです。

3月8日、山王峠を越えて栃木県へ。上三依で巨木巡り…

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熊野堂神社の大イチョウ。幹周り8.4m。推定樹齢300年…

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近くにはサワラの巨木もあります…

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少し移動して、上三依観音堂の大イチョウ。幹周り8.8m。推定樹齢300年…

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日光へ。太郎モミ。幹周り5.3m。推定樹齢350年。奥には男体山、女峰山…

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高崎へ。井野神社の大イチョウ。幹周り8.3m。推定樹齢500年…

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サンシュユも咲いています…

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安中へ。西広寺のツバキ。幹周りは1.2mですが、推定樹齢は300年です…

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雪もきれいですが、花もまたいい…

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梅も咲いています…

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近くの熊野神社で大ケヤキを見て、碓氷峠を越えて小諸に帰ります…

2007年の撮影です。好天の安達太良山。男鹿山、七ヶ岳、三百名山登山。合い間の巨木巡り…。1週間ほどの撮影旅行でした…