芦別岳
少し長いのですが旧道コースを行きます。
稜線に出て見えてくる崕(きりぎし)山。
石灰岩のこの山にも特産種、希少種があります。
盗掘などで山が荒れて今は入山禁止。
夕張岳はまだ登れるだけましなのかもしれません。
リンネソウ コヒオドシ
花から実に変わろうとするホソバイワベンケイ。雌株と雄株。
実際は登って行って咲き残りに出会ったもの。
ツクモグサの若い実 ユキバトウヒレン
チシマゼキショウ フタマタタンポポ
薦められた旧道コースを来た甲斐がありました。
イワヒゲ エゾルリソウ
カラマツソウ ヨツバシオガマ
レブンサイコ マルバシモツケ
新道コースを下りて見る芦別岳。薄雲が広がってしまいます。
オオバキスミレ キソチドリ
コイチヤクソウ ツルリンドウ
ウメガサソウ ツルアリドウシ
下りてきた林床でも、初めて出会う花がありました。
夕張岳
花を見ながら夕張岳に向かいます。
ヒオウギアヤメ エゾノヨツバムグラ
ハクセンナズナ オオレイジンソウ
望岳台まで登ると彼方に芦別岳が見えます。
オオタカネバラ エゾウサギギク
エゾミヤマクワガタ エゾシロチョウ
エゾシシウド ホソバトウキ
シロウマアサツキ
ユウパリコザクラ、シソバキスミレ…。ここでしか見れない花。
道から離れてそれらしい花が見えるのですが、…近付けません。
登山者を監視するようにヘリコプターが現れます。嫌な感じ。
貴重な花が間近に見られて、それていて盗掘などがない環境。
理想論か。でもそうなってほしいなあ。
ユキバヒゴタイ ナガハキタアザミ?
標高1668mの夕張岳は二百名山。
上部の蛇紋岩は植物にとっては悪条件。
そこに適応した特産種、希少種などが見られる人気の山です。
ユウバリソウ チシマキンレイカ
ムシトリスミレ
ナンブイヌナズナ ミヤマオグルマ
下山路から振り仰ぐ夕張岳。
狩場山
標高1520mの狩場山(かりばやま)は道南の最高峰で三百名山。
山麓のシラカバと上部のダケカンバ。
タチカメバソウ ノビネチドリ
ハイオトギリ エゾイチゲ
登山道を彩るマイヅルソウ。コケの上にはナナカマドの小さな花びら。
ウコンウツギ マイヅルソウ
カエルの卵か カタツムリ
ウラジロナナカマド タニギキョウ リンネソウ
雪渓で霧に巻かれます。初めての山では道を見失いそう。
渡った先で道を見つけて一安心。
きれいなお花畑が広がるはずの山頂には広く雪が残っています。
霧は晴れず、花も展望もありません。
雪渓まで下りると霧は上がっています。
でも谷底へときれ落ちています。
こわっ!
見えるのも良し悪しです。
ミヤマキンポウゲ エゾヨツバムグラ
登山口からもう山深くて、上部には予想以上の雪。
でも静かで美しい山です。