燕岳Ⅰ
9月23日、北アルプス燕(つばくろ)岳にやってきました。連休の喧騒を避けて小屋ではなくテント。そろそろ夕景…
燕岳が淡く色づき…
槍ヶ岳はシルエットになります。
あれ、富士山の形がおかしい…
…蜃気楼で山が変形しています。
小屋の登山者は夕日を眺めるばかり。後ろ側の蜃気楼に気づく人はなく…
山は元の姿に戻り、やがて日は沈みます。
北アルプスの稜線…
燕山荘。槍ヶ岳。そして月。…そろそろ眠りましょう。
2001年の撮影。2泊しているのでもう少し続きます。さて、ご心配をおかけしました。回復を焦って入院する羽目になってしまいました。昨日退院。今はとりあえず快調です。ただ胃腸は試運転状態。動けるものの、すぐ疲れてしまいます。ということで、かなり慎重に回復を図っているところです。
休養中
体調を崩してしまいました。
しばらくお待ちください。
高峰高原と湯ノ丸高原
8月28日、長野・群馬県境の高峰高原へ。深い霧…
わずかの登りで高峰山の稜線。マツムシソウが咲いています。
標高2092mの山頂に向かいます。
貧弱な根。薄い土壌。倒れてもなお葉を茂らすカラマツ…
山頂を往復して林道へ。霧でゴマナがいい被写体に…
ハンゴンソウ
これはシラネニンジンでしょうか…
5日後の9月2日は湯ノ丸高原へ。
途中、五十番のシナノキを撮ります。
鹿沢温泉に向かう湯道。100体の観音石仏。その50番目の馬頭観音。
季樹歳彩(きぎさいさい)でも紹介したベンケイソウの花を見に湯ノ丸高原へ…
アキノキリンソウも満開です。
こちらも季樹歳彩で紹介しました。
11日後、9月13日に撮った五十番のシナノキ。大きさを伝えるのは難しい…
オヤマボクチ。このとき撮ったのはこのくらい…
2003年の撮影。この頃はフィルム。浅間山周辺や湯の丸高原には頻繁に出掛けて、その分撮影は少なめ。デジカメへの切り替えはかなり遅かったのに、今では気安くシャッターを切っています。ちょっと反省。
黒部五郎岳
すっきりしない天気。撮ったのはトウヤクリンドウくらい。
9月4日、三俣蓮華岳から黒部五郎小舎に向かいます。懐かしい小舎が見えて…
翌日も深い霧。カール辺りまでのつもりで準備。すると、青空…
朝露とオオヒョウタンボク
きれいです。
山頂の雲は取れません。
意外に広いカール。登るにつれて少しずつ景色が変化します。
綿毛に変わったチングルマ
雪残るカール壁
転がる白い岩も含めてこの山の魅力かもしれません。
標高2840m、百名山、黒部五郎岳山頂。期待した展望はありません。
稜線コースで小舎へ。雲を抜ければ好天です。
ミヤマリンドウ
咲き残るヨツバシオガマ
いつしか青空は消えて…
イワイチョウは草紅葉
霧深く、霞むミヤマアキノキリンソウ。黒部五郎小舎に戻ります。
2001年、久々に黒部五郎岳まで行ってきました。中途半端な季節。天気もすっきりしながったのですが、この時はしばらく青空も広がって楽しみました。
八幡平
8月14日、区境から八幡平に向かいます。
アスピーテラインの源太岩からの八幡平。右が茶臼岳。左奥が畚(もっこ)岳。小さな鐘状火山が突起のようなピークをなしていますが、山体全体は楯状火山。なだらかな高原。台地状です。
畚岳の南に続く稜線もなだらか。
大きな群落の奥は畚岳。ニッコウキスゲ以外にも…
カラマツソウ
雨や雪でえぐれた道を畚岳に向かいます。
咲いているのはオヤマリンドウ
標高1578mの山頂から平らな八幡平を眺めます。
南の稜線は秋田駒ケ岳や、左奥に裾野が見える岩手山に続いています。
しばらくすると青空。
足元に咲き残る小さなすみれ。…タカネスミレです。
ミヤマコウゾリナ。すっきりは晴れず、山を下ります。
振り向いて見る畚岳。
焼山の奥は森吉山のようです。
イワイチョウの葉の隙間からイワショウブ
トウゲブキ
がくが被針形のフクシマシャジン
ツリガネニンジンは線形です。
2003年の東北撮影旅行でした。このあと鹿角市の姉夫婦の家に行きます。埼玉の両親も合流してお盆を過ごしました。
巨木と兜明神岳
8月13日、早池峰山を下りて麓の久出内(ひさでない)という集落を訪ねます。
大きな木。看板もあります。
鳥居の奥の才の神のサワラ。推定樹齢500年。
立派な木。撮影に夢中になって側溝にはまります。
オミナエシ咲くのどかな集落。
次は山祇(やまずみ)桂。樹齢は4~500年。
株立ちで大きく枝葉を広げているのですが…
全体像を撮ると…。巨木の撮影は難しい…
次は白山杉。推定樹齢900年。手元の本にも載っているもの。
幹周り11.5m。迫力を伝えるのは難しい…。盛岡の東の区境へ向かいます。
翌日は早朝から兜明神岳へ。でも霧になってしまいました。
オオヤマサギソウ
以前ここから見た早池峰山がよかったんですが…。コーヒーでも飲んで…
少し散策。霧のときは霧の写真でも撮って…
霧が晴れた…。早池峰山が見えて…。でも使えない。
ここにも巨木。シナノキ。…難しい。山を下ります。
素早く獲物を糸でぐるぐる巻きにする小さなクモ。
セイタカワダチソウによく似たオオアワダチソウ。
ニッコウキスゲによく似たヘメロカリス。
あとで調べたらジャコウアオイというものらしい…
2003年の東北撮影旅行の写真です。14年前となると記憶は曖昧。でも、山で随分動き回っていたのに、巨木の撮影までしていて、我ながら元気なやつです。写真は今ならもう少しうまく撮るかなあ、なんて思ってしまいますが、これも条件次第。今だって失敗もするわけで…