ひねもす通信Ⅱ

季樹歳彩(きぎさいさい)も見てね

狩場山

標高1520mの狩場山(かりばやま)は道南の最高峰で三百名山

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山麓のシラカバと上部のダケカンバ。

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タチカメバソウ          ノビネチドリ

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ハイオトギリ                 エゾイチゲ

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登山道を彩るマイヅルソウ。コケの上にはナナカマドの小さな花びら。

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ウコンウツギ              マイヅルソウ

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カエルの卵か            カタツムリ

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ウラジロナナカマド       タニギキョウ     リンネソウ

雪渓で霧に巻かれます。初めての山では道を見失いそう。

渡った先で道を見つけて一安心。

きれいなお花畑が広がるはずの山頂には広く雪が残っています。

霧は晴れず、花も展望もありません。

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雪渓まで下りると霧は上がっています。

でも谷底へときれ落ちています。

こわっ!

見えるのも良し悪しです。

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フギレオオバキスミレ       シラネアオイ

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ミヤマキンポウゲ          エゾヨツバムグラ

登山口からもう山深くて、上部には予想以上の雪。

でも静かで美しい山です。

大千軒岳

渡島半島南西部の大千軒岳だいせんげんだけ)は標高1072mの三百名山です。

鬱蒼とした樹林。林床を覆うシダ。美しい葉のパターン。

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リョウメンシダでしょうか。

ひっそり咲く花たち。

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コケイラン

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サイハイラン       フタリシズカ     ギンリョウソウ

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羽化したばかりのミヤマカラスアゲハ。

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キクザキイチゲ              エゾエンゴサク

稜線は一転して明るいお花畑。大千軒岳が姿を現します。

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エゾゼンテイカ、イブキトラノオ…。

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ヨツバシオガマ              チシマキンレイカ

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エゾシシウド?              ハクサンチドリ

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チシマフウロとエゾスジグロシロチョウ

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ミヤマアズマギク

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ギョウジャニンニク       オドリコソウ

このくらいの標高だと低山という認識。

でも山は深く、上部は高山の趣きさえあります。

恵山

恵山(えさん)は標高618m。渡島半島南東端の火山。

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歩き始めるとすぐに荒涼とした斜面。彼方に太平洋を望みます。

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溶岩のような岩。

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岩に張り付いて侵入する植物。

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霧の山頂付近に咲き残るイソツツジ

植生の乏しい火山に真っ先に侵入して群生しています。

ただ花は終わりかけています。

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ホソバノキソチドリ    マルバシモツケ

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噴気を上げる西斜面。

低山でも展望はいいはずだったのですが、

山頂に絡む雲は取れないままでした。

八幡平ーヒナザクラー

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八幡平から望む朝の岩手山

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ミネカエデの花                 サンカヨウ

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ハイマツの雄花                 雌花

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コメツガの雄花               若い球果

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ハクサンシャクナゲはまだつぼみ。ハリブキもつぼみです。

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ウスバスミレ             イワナ

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ノウゴウイチゴ

朝露。でもノウゴウイチゴだけ。これは自ら水分を排出して

根からの水の吸い上げをよくしたりするシステムらしい。

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初めて見るヒナザクラ。

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サクラソウの仲間の小さな花です。

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よく見るとたくさん咲いています。

f:id:notahiro:20170322073150j:plain 黒谷地湿原

雲が広がってしまいました。

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イワイチョウ

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ノビネチドリ      キヌガサソウ

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ハクサンチドリ     シラネアオイ

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ムラサキヤシオ

 八幡平は標高1613mの百名山

観光道路が山頂近くを通り、気軽に登れます。

観光客は山頂周辺に集中します。

少し足を伸ばせば静かな散策ができたりします。

高山植物も多く、いろいろな花が見られます。

天気、季節、…運しだいですが。

何度も連れて行ってもらったふるさとの山なのですが、

いい所だと再認識することになりました。

南八甲田ーチングルマの楽園ー

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雪が融けて咲き始めたミズバショウと標高1450mの乗鞍岳

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ハイマツの下で芽吹くチングルマ。矮小低木。  ギンリョウソウの芽吹き?

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訪れる人の少ない南八甲田はチングルマの楽園。

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花びらが落ちて綿毛に変わります。

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主峰は櫛ヶ峰。標高1517m。

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ヒメシャクナゲ                咲き始めたコバイケイソウ

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オオバキスミレ

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広がる黄瀬萢(おうせやち)。遠く十和田湖方面の山々。

 

気軽な一般向け登山ではありません。

花は残雪量などで毎年咲く時季や咲き方、咲く量が変わります。

登山、花、景色、写真…。いずれも天候に注意

ヒメシャジン

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ヒメシャジン

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ホソバヒメシャジン

これらはキキョウ科ツリガネニンジン属です。

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ツリガネニンジン

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ソバナ

ツリガネニンジンの仲間はほかにもたくさんあります。

 

れいな花を見つけて写真を撮ります。

だからその花の名前は知らなかったりします。

自分の写真と図鑑を見比べて…。

図鑑には似たような花がたくさん載っています。

詳しく区別すべきポイントも書かれていたりして…。

でもそこまで見ていないし、覚えていないし…、

自分の写真にそれは写っていなかったりします。

そんなことを繰り返して、

少し花の名前が分かるようになってきました。