ひねもす通信Ⅱ

季樹歳彩(きぎさいさい)も見てね

多良岳

2月2日早朝、佐賀県武雄市

f:id:notahiro:20200126152254j:plain朝日を浴びる川古(かわご)のクスを眺めます…

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巨木の本には樹勢回復の手当て中の写真。それから19年。公園に整備されて、痛々しかった姿は分からなくなっています…

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次は塚崎の大クス。一瞬普通に見えたのですが…

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裏に回ると中身がありません。半身の皮だけ。その皮も穴あき。生きているのが不思議なくらいです…

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そして武雄の大クス。主幹の痛みが目立ちますが、すごい迫力です…

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この3本とも推定樹齢3000年。その大きさだけでなく、歴史の気迫のようなものを感じて、むしろ傷んだ部分にカメラを向けてしまったりします…

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もう1本、味島神社のスダジイを見てから、多良岳に向かいます…

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雨上がりの登山道を登って行きます。よく整備された道。木には名札…

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雨に洗われたコケも緑もきれい。この辺りは落ち葉も照葉樹…

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太い木も苔むしています。標高が高くなると照葉樹から落葉樹へ。稜線に出ると石鳥居。役の行者の碑もあります。この山も修験道で栄えた山です。日当たりのいい南斜面が照葉樹、北斜面が落葉樹。これは四国の山でも見ました。そして山頂へ。標高996m。三百名山。佐賀・長崎県境の山。有明海大村湾に挟まれた場所。いい天気ですが、すっかり霞んで遠望は利きません…

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山を下り、小長井のオガタマノキを見に行きます。これで長崎県入り…

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かわいい花が咲いています。花を見るのは初めて…

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幹周り9.1m。神社などで見ているのですが、こんなに太いのは初めてです…

f:id:notahiro:20200126161728j:plainシロバナタンポポまで咲いています…

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それから諫早神社のクス…

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最後は森山西小学校のアベマキを見ます…

2010年の撮影です。諫早に向かうと問題の堰が見えてきます。当時ニュースになっていた諫早湾干拓事業。さらに10年が過ぎるのに、未だに決着がついていないようです…