多良岳
朝日を浴びる川古(かわご)のクスを眺めます…
巨木の本には樹勢回復の手当て中の写真。それから19年。公園に整備されて、痛々しかった姿は分からなくなっています…
次は塚崎の大クス。一瞬普通に見えたのですが…
裏に回ると中身がありません。半身の皮だけ。その皮も穴あき。生きているのが不思議なくらいです…
そして武雄の大クス。主幹の痛みが目立ちますが、すごい迫力です…
この3本とも推定樹齢3000年。その大きさだけでなく、歴史の気迫のようなものを感じて、むしろ傷んだ部分にカメラを向けてしまったりします…
もう1本、味島神社のスダジイを見てから、多良岳に向かいます…
雨上がりの登山道を登って行きます。よく整備された道。木には名札…
雨に洗われたコケも緑もきれい。この辺りは落ち葉も照葉樹…
太い木も苔むしています。標高が高くなると照葉樹から落葉樹へ。稜線に出ると石鳥居。役の行者の碑もあります。この山も修験道で栄えた山です。日当たりのいい南斜面が照葉樹、北斜面が落葉樹。これは四国の山でも見ました。そして山頂へ。標高996m。三百名山。佐賀・長崎県境の山。有明海と大村湾に挟まれた場所。いい天気ですが、すっかり霞んで遠望は利きません…
山を下り、小長井のオガタマノキを見に行きます。これで長崎県入り…
かわいい花が咲いています。花を見るのは初めて…
幹周り9.1m。神社などで見ているのですが、こんなに太いのは初めてです…
シロバナタンポポまで咲いています…
それから諫早神社のクス…
最後は森山西小学校のアベマキを見ます…
2010年の撮影です。諫早に向かうと問題の堰が見えてきます。当時ニュースになっていた諫早湾干拓事業。さらに10年が過ぎるのに、未だに決着がついていないようです…