ひねもす通信Ⅱ

季樹歳彩(きぎさいさい)も見てね

松木渓谷Ⅰ

2月10日、粕尾峠を越えて足尾の谷へ。日の出前です…

f:id:notahiro:20190206134730j:plain

半月山の上に男体山。でも寒い。車に退避…

f:id:notahiro:20190206135049j:plain

やがて男体山が朝日に染まります…

f:id:notahiro:20190206135242j:plain

足尾の街へ。廃墟のような製錬場。朝日を浴びる雪の山…

f:id:notahiro:20190206135640j:plain

足尾ダムから松木渓谷へ。冬でも土木工事。林道を進み、シカの警告音…

f:id:notahiro:20190206140020j:plain

逃げません。カメラを準備して近づくと、動く群れ、大きい…

f:id:notahiro:20190206140432j:plain

数十頭。それが背後にも、山の中腹にも、別の尾根にも…

f:id:notahiro:20190206140708j:plain

行く先々にも現れて、結局何百頭見たのやら。ちょっと異常です…

f:id:notahiro:20190206140948j:plain

積雪は多くありません。岩肌を見せる荒涼とした渓谷…

f:id:notahiro:20190206141205j:plain

日本らしからぬ迫力の景色。でもこれは、足尾銅山の煙害と山火事のせい…

f:id:notahiro:20190206141510j:plain

植生と表土を失い、基盤岩を露呈した姿…

f:id:notahiro:20190206141930j:plain

丹平治沢出合い。流れは氷瀑となっています…

f:id:notahiro:20190206142318j:plain

岩に張り付く氷…

f:id:notahiro:20190206142355j:plain

水も流れています…

f:id:notahiro:20190206142505j:plain

流れや氷の造形が面白い。しばらく撮影します…

2006年の撮影です。日本のグランドキャニオンとも呼ばれる松木渓谷。その成因は自然ではないし、増えすぎたシカも生態系のバランスが崩れている証拠。でもともに感動もの。負の遺産という位置づけであっても、もう少し見せるようにしてもいいのでは。まあ、人が押しかければ、シカは逃げちゃうでしょうけど…