ひねもす通信Ⅱ

季樹歳彩(きぎさいさい)も見てね

角落山

群馬・長野県境の鼻曲山(標高1655m)から東に延びる尾根上に角落(つのおち)山はあります。登山口から林道を行きます。

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クワガタソウを見て、沢沿いの登山道を進みます。

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岩を滑る流れ。まだ山に足を踏み入れたばかりなのに、妙に山深い感じ。怖いくらいです。

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次々現れる名もなき滝。やや荒れた山道を辿ります。

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鬱蒼と茂る谷底に、鳥のさえずりと、水音だけが響き渡ります。

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やがて沢を離れ、深い緑の斜面を登ります。

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ヤマツツジ。そして稜線。心地よい風が渡ります。でも、大量発生した小さな羽虫が新緑に叩きつけられて、雨音のような音を立てています。これも豊かな自然。人に心地よいものばかりが自然ではありません。

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標高1393m、角落山到着。この季節にしてはまずまずの展望。

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夕方から登ったので、もう日は傾いています。

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浅間隠山(標高1757m)と上信国境の山々。

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変化する雲を眺めるのは楽しいのですが、下りなければなりません。

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深い緑に淡く色づく陽射しが射し込みます。

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人馴れしていないカモシカが驚くほど軽快に森の奥へと姿を消します。

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林道まで下りると日は沈み、淡く夕焼け。

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月が昇ってきています。

’01. 6. 1.の撮影。低山のわりに山深く、険しく、そしてとても印象に残っている山。マイナーな山で道は荒れていたと思うのですが、今はどうなっているでしょうか。