雪崩跡
何でこんななってるんだろう?
大量の雪が降って不安定になり、以前までの積雪の上で滑るのが表層雪崩。樹林帯では雪崩は起こりにくいのですが、起こらないわけではありません。滑り面で幹が折れても何とか生き長らえるとこんな姿になります。まだ柔軟性のある幼木の頃のことだったでしょうか。
雪は融けて木がなぎ倒されています。北アルプス南部の穴毛谷で、この年起きた雪崩の跡。
長野県鳥甲山南面のデブリ。雑魚川林道にて。
厳冬の深い雪を漕いで山に登るのは大変です。春には雪が締まり、不安定な雪は崩れ落ちます。雪が安定すれば春山の季節。アイゼンを利かせて登り、大量の雪が残る山々の景色を眺められます。でも安定した雪を見極めるのは簡単ではありません。