仙ノ倉山Ⅳ
4月15日、仙ノ倉山から平標(たいらっぴょう)山に向かいます…
振り向けば仙ノ倉山…
平標山の先に見える苗場山を見ながら、なだらかな稜線を辿ります…
彼方に霞む山…
浅間山です…
暗部は雪が融けていますが、氷が張っています…
平標山に戻り、上越国境の山々を眺めます…
仙ノ倉山…
新潟の山々…
さらに左…
そして苗場山。夜中の強い風が嘘のような穏やかな天気です…
下りるのがもったいない。でも荷物をまとめ、ゆっくり下山を開始します…
昨日登った道。同じ景色にカメラを向けてしまったりします…
最後に雲を撮り、車に戻ります…
三国トンネルを抜けて相俣のさかさザクラを見ます。でもまだつぼみ…
さらに車を走らせ、おまき桜を見ます…
木造校舎の学校にあります…
2011年の撮影です。桜の季節。でも豪雪地の山に登ればたっぷりの残雪。雪も締まり、動きやすくなって、寒さも厳冬期ほどではありません。ただ写真は天気次第。穏やかな春の空は霞むものです。それでも山に身を置き、楽しい時を過ごしてきました…
仙ノ倉山Ⅲ
平標(たいらっぴょう)山で夜を過ごします。テントを鳴らし続ける強い風。シュラフに潜り込んだまま背中で風を押し返します。背中が寒くなってきて、手袋をして腕でテントを押し返します。風向きが変わります。テントいっぱいに横から風が吹き付けます。眠れぬまま夜半を迎えます。このまま風が強くなればテントは持たないかもしれない。風を受けないようにテントを潰した方がいいかもしれない。そんなことを考えながらうつらうつら…。でも、風は少し弱まったようです。そして少し眠ったようです…
4月15日、目覚めると、まだ風は吹いています。食事の準備。風で揺れるテントの壁に翻弄されて、揺れながら食事をします…
外に出ます。霞む苗場山。期待したほどの景色ではありません。テントを撤収し、まとめた荷物をその場に置いて、軽装で仙ノ倉山に向かいます…
苗場山の左に苗場スキー場。その頂上が筍山…
苗場山の右側。少し光線状態がいいので撮ってみます…
そして仙ノ倉山に迫ります…
標高2026mの山頂へ。ひどく霞んでいますが…
居並ぶ豪雪地の山々は壮観です…
ゆっくり眺めを楽しんだら、のんびり同じ道を戻ります…
新潟・群馬県境の山々…
振り向けば仙ノ倉山…
一部地面も出ていますが、多くは雪の斜面が広がっています…
苗場山を見ながら稜線散歩。左奥にはうっすら白馬三山…
ちょっと面白い雲が現れます…
2011年の撮影です。安定した天気のはずだったのですが、夜には風に悩まされました。山は霞んでいますが、春だから仕方ありません。もう少しいい写真が撮れるような状況を望む気はあるのですが、与えられた条件の中で楽しむことも大事かもしれません…
仙ノ倉山Ⅰ
4月14日、戸神山を下り、車で沼田から三国峠を越えて登山口へ。平標(たいらっぴょう)山に向かいます…
しばらく登ると、背後に苗場山が見えてきます…
大量の雪。時々踏み抜く春の雪。傾斜がきつくなってアイゼンをつけます…
強い日射し。靴底に張り付く雪。団子になってアイゼンの歯が利きません…
平標山が見えてきます…
不安定な雪庇(せっぴ)。目を離すと、音を立てて崩れ落ちて行きます…
大きく割れる雪。振り向けば続く雪稜。彼方に苗場山…
雪庇。そして苗場山…
夏道が現れても、雪の方が歩きやすい。アイゼンもつけてるし…。でもひび割れた危険地帯に入り込み、戻るのにひと苦労…
平標山の肩まで登ると、仙ノ倉山が姿を見せます…
そして越後の山々…
標高1984mの山頂へ。苗場山を眺めます…
日射しは強いものの、吹き渡る風は冷たいくらいです…
2011年の撮影です。すれ違った登山者は2組3人。穏やかな天気で、誰もいない平標山の山頂です。山々は霞んでしまって写真を撮るには難しいものの、すごい景色が広がっています…
越百山 こすもやま
3月30日、暗くなっても何とか避難小屋までと登ったのですが、雪に埋まっていて入れません。結局テント泊。無理をして手の指先が凍傷になりかけました…
3月31日、暗い内に出発。天気が回復してきません…
樹林帯の先は強風の稜線。覚悟を決めて取り付きます。崩れ落ちる雪庇。何とか山頂直下へ。でも雪が締まってきて、カンジキでは危険。吹きさらしの急斜面で履き替えるのは辛い。一旦樹林帯まで撤退します…
中央アルプス越百山。ここはすでに登っていて、今回は南駒ケ岳を目指すつもりだったのですが、ちょっと手強そうです。天気を読み違えてしまいました…
1日粘ることも考えたのですが、今回は諦めて下りることにします…
苦労して登ったのに、下りるとなれば早いもの…
強風がなければ、穏やかな山です…
小さな流れでは氷の造形…
上ではあまり撮れなかったし、時間もあります…
林道に出ても、山あいのきれいな流れ…
マンサクも咲いています…
のんびりと車に戻ります…
2011年の撮影です。天気予報を見て山に登ります。高い山、厳しいコース、山中泊ならなおされです。でもうまくいかないこともあります。山も景色も天気次第です…
赤岳Ⅱ
3月19日、強い西風の中、赤岳に向かいます…
日射しが洩れ、赤岳を照らします…
ピッケルを突き立て、姿勢を低くして風をやり過ごします…
ゆっくり進み、やがて赤岳に立ちます…
辿ってきた稜線の先に山々が連なります…
横岳の奥には浅間山…
いかつい姿の阿弥陀岳が朝日を浴びています…
彼方に白い北アルプス…
撮影を終えたら、来た道を戻ります…
稜線を離れると、嘘のように風が収まります。登ってきた赤岳…
野辺山。奥秩父や南佐久の山々。杣添尾根を下りて行きます…
振り向けば、横岳稜線…
2011年の撮影です。冬でも穏やかに晴れれば、のどかな山行になったりするのですが、風が強いというだけで、かなり厳しいものになります。無理に赤岳に登ったのは、じっと待つ方が辛かったからです…