ひねもす通信Ⅱ

季樹歳彩(きぎさいさい)も見てね

大日ヶ岳

10月25日、あっさり鷲ヶ峰に登り、まだ時間があります…

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ひるがの高原に移動して、大日ヶ岳に向かいます…

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ブナの根が浮き出た尾根道を行きます…

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落葉の道を歩きます…

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苔生す木の根に落ち葉が降り積もっています…

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葉が少なくなって、青空が良く見えます。でも、雲もふえてきて…

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鮮やかな葉はヤマウルシ…

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標高1709m。二百名山大日ヶ岳。山頂に着くとすっかり曇り…

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帰路も黄葉を楽しみながら下ります…

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さすがに暗くなってきて、ライトを点けて下ります。大きな葉音。クマ?シカ?でも逃げて行きます。そして、無事車に戻ります…

2006年の撮影です。誰もいないひとりの山。静かな山でお山の大将。そして撮影。でもこの日は鷲ヶ岳でクマに会っていて、夕闇の山の中にただひとりはちょっと恐怖。ただ葉音は遠ざかって行くもので、驚かされただけ。何かは分からなかったけれど、私以上に驚いたのは、相手の方だったのかもしれません…

鷲ヶ岳

10月25日、旧荘川村へ移動して治郎兵衛のイチイを見ます…

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推定樹齢2000年。樹高15m、幹周り8m…

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この辺りは車道から見える川もきれい。紅葉もしています…

登山口を探します。道標もあって、林道に乗り入れると、随分な悪路。そしてかなり登って行きます。おかげでわりと楽に山頂に立ちます。鷲ヶ岳。標高1672m。三百名山。でも登山道に砂利を敷くのはいかがなものか…

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笹が邪魔で方位盤の上で写真を撮ります。あれが白山か…

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待望の好天。でも雲がないのも淋しい。周りの山があまりよく分かりません。と、笹音。笹が揺れています。近づいて、…クマだ。姿は見えません。10m。5m。大声を出します。笹の音で聞こえないのか、さらに近づきます。すぐ手前で止まります。そして唸り声。どうしよう。とっさに方位盤から後ろに飛び降り、足を踏み鳴らします。砂利がいい音を立てます。ディスプレイ。相手を威圧する行動。クマに意図が伝わったかは分からないのですが、クマはゆっくり下りて行きます。引き続き笹を揺らせて近づくもの。仔クマのようです。最接近して止まり、一瞬あって親を追って下りて行きます。子供をつれた親グマは、私を脅威に感じたのでしょうか。ただ無害と思っただけか。子供は私を好奇心旺盛に眺めていたのかなぁ。姿は見ていません。クマだったかどうか。そこに登ってくる登山者。しゃべりたい衝動に駆られます。でも結局何もなかった。ただ怖がらせるだけ。たぶんもう危険はない。何とか衝動を抑えます…

2006年の撮影です。やっと晴れたのですが、被写体としては単調。雨でも晴れでもなかなかいい写真が撮れません。ただこのエピソードがあるので、やはりとても印象に残る山になりました…

川上岳

10月24日、安房峠から平湯へ。岐阜県に入ります…

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平湯のキャンプ場から山道を20分ほど。平湯の大ネズコを見ます…

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推定樹齢1000年。樹高23m。幹周り7.6m。立派な巨木です…

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雨に濡れた落ち葉の山道…

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でも青空も見えて、明るくなっています。移動。高山を通過して宮川上流へ…

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ゲートから林道歩き。ツメタ谷にあるツメタの大イチイ。推定樹齢2000年…

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本降りになります。この林道の奥に川上(かおれ)岳の登山口があります。でもここにも道。登ってみます。登り詰めると稜線。位山と川上岳をつなぐ稜線なのか、林道の奥の登山口から川上岳への尾根なのか、迷います。右へ。ともかく行ってみないと分かりません。雨は弱くなって霧。展望はありません。道が下りになると不安になります。でも、着いちゃいました。標高1626m。川上岳。三百名山。霧が動いて山が見えます。でも一瞬だけ。写真はほとんど撮れません。林道奥の登山口に下りて車に戻ります…

2006年の撮影です。雨でもいい撮影ができる時があります。でも、できない時もあります。雨が本降りになった時は諦めようかと思ったのです。でも気になって、調べていなかった道へ。霧で視界が悪かったのに登ってしまいました。写真も撮れなかったのに、結構印象に残る山になりました…

乗鞍高原

10月23日、覚悟していた雨は上がっています…

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乗鞍高原、一の瀬園地から歩き始めます…

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地図には一の瀬牧場という表記もあります…

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人の手の入った開放的な自然…

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今日は紅葉の高原を散策…

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少し登って夜泣峠に向かいます…

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葉を落としたシラカバの白い幹が目立ちます…

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ススキ。高い山は雲をまとっています…

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もう少し登って孫市平まで…

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ノアザミでしょうか。まだ花があります…

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これはグンナイフウロか。種を飛ばしたあとの姿…

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落葉の道。薄日が射します…

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時々展望が開けます。結構登りました…

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常緑樹の森に入ると、風雪に耐えた老木…

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静寂の牛留池。近くにはひねくれた木…

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少し雨が降ってきて、車に戻ります…

2006年の撮影です。すっきりしない天気。それでも様子を見ながら西へ。薄日でもさせば期待してしまいますが、天気の傾向は変わらないようです…

巣栗渓谷

10月22日、準備に手間取り、午後から出発。北陸へ…

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丸子を通り武石へ。美ヶ原北麓の巣栗渓谷。カエデが色付く…

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巣栗渓谷…

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武石峠から美ヶ原へ。ローズヒップ。バラの実。オオタカネイバラ??

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板状節理の発達する王ヶ鼻。もう日暮れ。松本に下りて、西に向かいます…

2006年の撮影です。日本百名山に登り終えたのが1989年。二百名山・三百名山もその内と思っていました。でも、ついでではなかなか登れません。北陸方面にはまだ14座も残っていて、この時はその中のいくつかを登ろうと思って出かけました…

篭ノ登山

10月18日、高峰温泉からまた水ノ塔(と)山に向かいます…

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マイヅルソウが赤い実をつけています…

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ツガザクラはこんな実…

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これはマルバダケブキか…

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そして標高2202mの水ノ塔山へ。今日は好天。篭(かご)ノ登山を望みます…

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稜線近くは常緑の針葉樹。斜面にはカラマツ。黄葉しています…

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稜線を辿り、篭ノ登山へ。振り向けば水ノ塔山。奥には黒斑山…

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さらに奥に頭を見せる浅間山

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そして標高2228mの篭ノ登山へ。カラマツ色付く高峰高原…

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雲が出てきました…

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足元にはまだマツムシソウ。つぼみまであります…

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形を変える雲を眺めながら、同じ道を戻ります…

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そして車に戻ります…

2003年の撮影です。紅葉が進む山。色再現はむしろ曇り空の方がいいかもしれません。でもやはり青空は気持ちいい。単調な青空にアクセントを添える白い雲。でも天気は気まぐれ。狙いを持って出かけるにしても、その時々の天気や自然に合わせたほうが、結局いい結果が得られたりします…

米子大瀑布

10月11日、実家から遊びに来た両親や兄と、滝と紅葉を見に出かけます…

f:id:notahiro:20181010114203j:plain須坂の山奥、林道を歩いて行くと米子大瀑布が現れます…

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北に開いた古いカルデラカルデラ壁にかかる滝。紅葉…

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まだ緑の葉も多い。でも鮮やかな赤も雑じります…

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滝に近づき、権現滝を撮ります…

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紅葉も…

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かなり登ってきて、谷の下流に山が見えます…

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マユミ?ヒロハツリバナらしい…

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小さな流れも風情があります…

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これはツタウルシでしょうか…

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そして不動滝。風に煽られています…

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炭焼窯の跡。車に戻ります…

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帰りに森将軍塚古墳に寄ります。様々な古代米の稲。色も違う…

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近くには赤ソバ。花盛り…

2003年の撮影です。撮ったことも忘れていた古代米の稲の写真。その後田んぼアートを見るのですが、この稲の色の違いを使って、田んぼに稲で絵を描くものです。田んぼアートを見て、稲に様々な色があるのを知ったと思っていたのですが、この時既に見ていて、写真まで撮っていました…