月山
翌10月21日、鳥海山に続いて今日は月山へ。8合目まで車で登ります。
弥陀ヶ原を過ぎ、なだらかな道を山頂に向かいます。
振り向けば昨日登った鳥海山…
庄内は晴れ、最上は雲海。上空も少し雲が多くなっています。
標高1984m、百名山、月山山頂。東側、枯野の先に葉山…
帰りは池塘の写真を撮って車に戻ります。
少し下りかけて車を停めます。
枯れて葉を落とす木々…
帰りましょう。鶴岡に出て、あとは車を走らせるだけ…
2001年の撮影。紙媒体『ひねもす通信』では記事にしなかったもの。この東北旅行、ずっと晴天ではなかったものの、秋は動きやすい季節。でも今年はいけません。暑かったり、寒かったり、雨が続いたり…。今度は台風がやってくるとか。異常気象といわれて久しく、イメージ通りに季節は展開しないものと覚悟しているつもりですが、やはり愚痴でもこぼしたくなってしまいます…
鳥海山
秋田駒ヶ岳に登った次の日の10月20日は鳥海山。矢島口から登ります。
すぐに湿原。木道を行きます。山には雲。その下、ちょっと白い…
その先にも小さな湿原。池塘。草は枯れて…
火山起源の岩。褶曲。折り曲げられたようなしわ。強い力が加わってる…
えぐれて続く谷。断層?日陰は凍ってる…
稜線が見えてきます。雲は取れています。
上部斜面は白くなって…
樹氷になっています。これは木じゃないから、霧氷。
稜線へ。外輪山の最高点、七高山。右は新山。鳥海山の最高峰です。
新山は中央火口丘。ギザギザ。冷えて固まる前の噴火の様子を想像すると…
北に開いた外輪山。その奥には海岸線、日本海、水平線…
部分的に発達した霧氷。風上に向かって発達します。下から吹き上げてる…
通称エビの尻尾。吹き上げる風が外輪山の内壁に霧氷を作っています。
外輪山の稜線を行く登山者。
大きな溶岩の塊、新山。標高2236m。日は傾いて…。急いで元の道を戻ります。
下りると日は暮れて…。三日月が空に…
2001年の撮影です。紙媒体『ひねもす通信』の記事を再構成して作っています。小諸に住み始めたのが1992年10月。撮り溜めた浅間山の写真を『浅間山物語』として『ひねもす通信』の中で記事にしました。それを新たなブログ『浅間山物語』として作り始めました。是非そちらもご覧ください。
秋田駒ヶ岳
雲は多いものの晴れ。目指す秋田駒ヶ岳に雲がついているのが気になります。
車で8合目へ。あっさり最高峰の女目岳へ。斜面をくねる車道が見えます。
そこを登り、いくつもあるピークのひとつ横岳へ。田沢湖の水面が輝きます。
次は北への稜線を辿り湯森山へ。岩手山、笊森山、乳頭山…
振り向けば標高1637mの女目岳や横岳。秋田駒ヶ岳の姿…
独特の姿を見せる岩手山…
温泉の方が有名。烏帽子岳とも呼ばれる乳頭山…
笹森山へ。田沢湖に光が注ぎます。
暮れ行く山を周回して駐車場へ。これは湯森山…
こっちは笹森山…
山陰に日は沈みます。
2001年の撮影です。紙媒体『ひねもす通信』では取り上げませんでした。この頃までに撮り溜めた浅間山やその周辺の写真を『浅間山物語』として『ひねもす通信』の中で紹介しました。その後写真集として編集し直したものの、出版には至りませんでした。新たにブログ『浅間山物語』として作り始めました。是非そちらもご覧ください。
裏磐梯ー中津川
10月18日、磐梯山の東側を回って裏磐梯へ。秋元湖を通ってその奥へ…
車を停め、林道を行きます。最初に撮ったのはこんな1枚…
中津川渓谷。岩がきれいです。
節理の入った岩が、雨や流れに洗われて、少し角が取れています。
きれいな流れが落ち葉を運びます。
2000m級の吾妻連峰からの流れ…
カメラを向けるたびに、ファインダーがきれいな絵を捉えます。
もう少し奥へ行ってみましょう。
紅葉もきれいです。
同じ岩がずっと続いています。
日が傾いています。
そろそろ戻りましょう。
独創的な色使い…
黄葉も美しい…
空が今日の終わりの迫っていることを告げています。
もう少し粘って…
秋元湖畔まで戻ってみると、…暮れ行く磐梯山…
2001年の撮影です。紙媒体『ひねもす通信』の初期のものから、これからの季節のものを選んで、ブログ用に再構成して作っています。
袈裟丸山
三百名山・袈裟丸山は百名山の日光白根山、皇海(すかい)山から南へ続く栃木・群馬県境の尾根上にあります。
奥に見えるのは前袈裟辺りでしょうか。
10月12日、所々いい色に変わってきています。
赤く色付いているのはアブラツツジのようです。
すっかり葉をかじられていて、…鹿の食害でしょうか。
赤くはなっているものの、いい写真にはなりません。
後袈裟、中袈裟、奥袈裟と稜線は続く…
小さな避難小屋。
葉を落とした木々も多くなってきました。
前袈裟を越えて後袈裟へ。日帰りなので今日はここまで。
笹の葉も食べられています。
こちらを窺う鹿。…遠過ぎる。
霞む黄葉。
またアブラツツジを撮って、車に戻ります。
2001年の撮影です。意外と山深くて時間がかかった印象があります。寝釈迦が有名ですが、別コースで見ていません。
八海山
10月8日、越後三山のひとつ、八海山に向かいます。
屏風道から取り付くと、突き上げるような斜面の上に稜線があります。
しばらく進むと清滝が見えてきます。
標高差約800mのまさに直登。断崖を間近に見ます。
大滝はよく見えませんが、沢すべてが滝のようです。
7合目のノゾキの松。よく色づいた葉も多くなってきました。
遥かに見上げた稜線が近づいています。
背後に見えるのは巻機(まきはた)山のようです。
やっと稜線。大日岳の雪に磨かれた岩肌が印象的です。
迂回路を通り、入道岳に向かいます。中ノ岳が見えています。
標高1778m、入道岳。八海山の最高峰に到着。支尾根を飾る紅葉…
中ノ岳の北に連なる魚沼(越後)駒ヶ岳。
歩いてきた稜線はギザギザの八ッ峰に連なり、奥には魚沼の地が霞みます。
少し戻って新開道を下ります。振り向けば八ッ峰。
今頃青空か…
2001年の撮影です。17年続けている紙媒体の『ひねもす通信』の初期の記事から、これからの季節のものを選んで、ブログ用に再構成して作っています。