早池峰山Ⅰ
8月13日早朝、早池峰山に向かいます。
山には雲がついています。
マルバキンレイカ
コメガモリ沢を渡ります。
咲いているのはミソガワソウ
ソバナ… 露光不足の撮影…
タマガワホトトギス
オオカサモチ?とムギワラトンボ?
アオヤギソウ
まだ咲き始めのオニシモツケ
沢沿いを進むと彼方に山頂が見えます。
ミヤマカラマツ
ナガボノシロワレモコウ
ナンブトウウチソウ… 特産種なのにピントが…
ナガハキタアザミ
ナンブトラノオ
モイワシャジン
振り向けば背後に聳える薬師岳。随分登ってきました。
ミヤマウイキョウ
山頂直下の登山道を登り、賑わう早池峰山へ。標高1914mの百名山。特産種、貴重種の多い花の山。最初に登ったのは秋。そのあと春にも登っています。夏は初めて。青空になりました。
2003年、安達太良山に登ったあと、1日移動日を置いて登りました。少し写真が多いので2回に分けてみます。
安達太良山
8月11日、野地温泉から山に向かいます。
登山道には立派なブナの木。
羽化したばかりのミンミンゼミ
よく整備された道を行きます。
ホツツジ
磐梯山が姿を現します。
鬼面山を越えて箕輪山に向かいます。
色づくマイヅルソウの実
咲き始めるヨツバヒヨドリ
つぼみのほうがきれいかも…
ツルリンドウ
タケシマラン
マルバシモツケ
装飾花がきれい過ぎるけど、やっぱりノリウツギかな?
標高1718mの箕輪山到着。
緑に覆われた鉄山方面。
ハイマツの若い実と成熟した実。
ヤマハハコ
標高1709mの鉄山まで来ると安達太良山が見えるようになります。
西側には沼ノ平。
青空は見えてもすっきりはしません。
火山らしい荒涼とした稜線を行きます。
標高1700mの安達太良山へ。百名山。賑わう山頂。17年ぶり2度目です。
西に張り出す尾根上の船明神山。そして、帰路につきます。
大きなケルン。ガンコウランが覆うのに何年かかるのでしょう。
黒く熟したガンコウランの実
鉄山に向かいます。
そして箕輪山へ…
行きはいいけど帰りは長い…。またミヤマシャジンを撮って、車に戻ります。
2003年の撮影です。各所から登山ルートがありますが、やはり奥岳からが一般的。そのルートは既に登っていたので、この時は北側からのルートを取りました。稜線は楽しいのですが、車に戻るには同じ道の往復で長い。疲れました。
北アルプスー双六岳Ⅱ
翌8月7日、天気はすっきりしませんが、双六岳に向かいます。
ハイマツの斜面を登ってヨツバシオガマを撮ります。
ハクサンボウフウ
これはキレハノハクサンボウフウか。
オンタデ べったり残る大量の雪…
それが小屋の水源。近くにはチングルマが咲いて…
さすがにキバナシャクナゲは終わっています。
これは去年の実。
霧の登山道
深い霧。台地の道を行きます。
帰りは旧道へ。すると、そこに…
やや大きくなった雛を連れたライチョウ…
なのにあまり警戒心は強くなく…
しばらく遊びます。
お花畑とは呼びにくいものの…
斜面には多くの花…
双六小屋に戻り、昼食を頂き、そして下りなければなりません。
ミヤマトリカブト 鏡平小屋により、さらに下ります。
秩父小沢はいい水場です。
さらに下りてもまだ残る雪を踏んで、帰路を急ぎます。
2003年の撮影。この年のゴールデンウィークに双六小屋の当時のご主人で、山岳写真家の小池潜さんの写真展を見ました。きれいな写真。いい場所なのです。そこで働いていました。長く関わり、期間限定とはいえ暮らしていたのです。でもあまり写真がありません。改めて、久々に写真を撮りに行きました。天気には恵まれなかったものの、花はきれい。小屋にもお世話になって、楽しませて頂きました。
北アルプス 双六岳Ⅰ
8月5日、新穂高温泉から左俣林道を行きます。
中崎橋の欄干は雪崩でこんな風になってしまいました。
イワガラミ 花はそれでもきれいに咲いています。
ソバナ 今日はわさび平小屋まで。少しだけお手伝い。
翌日も登山者を送り出すまでは手伝ってから小池新道入口へ。
比較的安定した広い谷。それでもたまに崩れて道の付け替えを強いられます。
流れ込む小さな沢でさえ、毎年大量の雪を吐き出します。
サビハナナカマド 付け替えられた道を順調に登ります。
ミヤマカラマツ
まだ咲き始めのオオレイジンソウ
オオバミゾホオズキ 鏡平小屋に寄り、さらに登ります。
グンナイフウロ
ミヤマトリカブト 稜線は霧に包まれています。
斜面に咲く花々
オンタデ
タカネシュロソウ
ハクサンイチゲ 山は見えなくても花盛りです。
タカネヤハズハハコ
双六池に咲くチングルマ。もう小屋は見えています。今日は双六小屋へ。かつてのアルバイト先。オーナーやバイト仲間を訪ねます。
アルバイトをするとあまり写真は撮れません。きれいなところなのです。それで花の写真を撮りつつ昔のバイト先へ。2003年、今から14年前のことです。
高原山
翌7月28日は関東に入って塩原へ…
枯木沼を通過して大沼まで登ります。薄日が射して、少し幻想的…。
標高1795mの釈迦ヶ岳に登ります。三百名山、高原山の最高峰。でも天気はすっきりしません。何も撮れません。標高1765mの鶏頂山にも登ります。那須の南の塩原の高原山は、いくつかピークを持つ山の総称です。
空しく下りて枯木沼を巡ります。…傾いた木道。スキー場…
池塘には油が浮いて…。印象は最悪。
でも、つぼみはサワギキョウでしょうか。
遠くてうまく撮れないけど、ヒツジグサが咲いて…
オオヤマサギソウ
コバギボウシ
ミズチドリ…。馴染みの少な湿原の花たち。
花が多いわけではありません。
こんな場所もあるけど…。のちに知るのですが、湿原には油を作り出す微生物がいたりするそうで、単純に汚れているとはいえないようです。人気の観光地のような山は道の整備も行き届いていますが、そうでなければそれなりになります。むしろよくやっていると思うほど。完璧にとはいきません。登山道の維持には手間がかかります。この時は悪い印象のまま帰ることになってしまいましたが…。
2002年7月の撮影旅行は以上です。長々とお付き合い、ありがとうございました。これからも楽しい記事を書こうと思います。よろしくお願いします。
蔵王
翌7月27日、早暁の刈田岳へ…
ここは車で登れる観光地。でも人はいません。
よく整備された道。
そこに続く柱は積雪期のための道しるべでしょうか。
6日前、霧の中を歩いた南蔵王。
大黒天という場所があります。ここから刈田岳への登山道があります。
ヨツバヒヨドリのつぼみ
咲き始めもあります。
荒々しい火山の景色が変化して、奥に最高峰の熊野岳へ続く稜線が現れます。
普通のハト?…こんなところに。
見慣れた景色に近づいています。
でも、お釜はなかなか見えません。
そして、刈田岳へ。観光客で賑わい始めています。皆さんよりこの山を知っている!…なんて、ちょっと自慢したくなります。軽い登山。晴れてもきていい景色。同じ道を辿って車に戻ります。
15年前の東北撮影旅行。あと少し続きます。
八幡平
翌7月23日は朝から姫神山へ。標高1124m。盛岡の北東にあります。
でも山頂は霧。岩手山は見えません。
少し花もあるし、青空ものぞいたけど、すっきり晴れることはなく…
出会えたのはこいつ。このあと普通に観光。再び山に向かったのは25日。
八幡平アスピーテラインから暮れ行く岩手山を眺めます。
翌26日、黒谷地へ向かいます。
新たに整備された道を進み源太森へ…
ワタスゲの道を八幡沼へ。薄雲が広がってしまいます。
池塘もあっていいところ。でも雲が広がり、いい写真が撮れません。
花も少し淋しい…
ヒガラ?
標高1613m。平らな山頂の楯状火山。百名山。自然豊かな故郷の山。かっこよく撮りたいのですが、今日は難しい。また好条件を期して…
15年前の東北の撮影旅行はこの辺りで折り返し。帰りも山を訪ねます。